ユニーク学生! 「何してるの?」

国、しょっちゃいませんか?


模擬国連 早稲田研究会 所属
社会科学部3年 坂梨 みずほ

夏の関西大会での一交渉風景
▲ 夏の関西大会での一交渉風景

  「模擬国連」。この一見堅苦しいサークルに秘められた深遠さは、活動を続けるほどに気付かされる。

  模擬国連は、アメリカの授業で導入されている"Model United Nations"を、20数年前、前・国連難民高等弁務官の緒方貞子氏が、上智大学のゼミで行ったのが発端である。

  国際連合とその関連機関で行なわれている会議の中から議題(=会議で扱うトピック)を選び、自発的に研究・調査をすることで議題の背景知識を得、問題の本質を探る。その後、学生たちが一国の大使の役割を果たし、各々の譲れない国益を守りつつ、意見の違う他国大使役の学生と交渉しながら問題解決にあたるという、国連会議のシミュレーションを行なう。それを通じて、国連の意義を問い、国家と国家が会することで生まれるジレンマ、果ては個人と国家との考え方の相違を体感する、という活動なのである。

  早稲田を母体とする「早稲田研究会」のみならず、関東だけでも「日吉」、「四谷」、「国立」と四つ、全国でも多数の団体が存在する。その広がり、団体間の交流の活発さも模擬国連の魅力といえる。同時に、全米大会など世界規模の大会にも参加できる機会もあるのだ。

  私は、去年から全米団員派遣事業の会計、今年からは全日本大会という大会の研究統括という役職に就き、一研究会の枠を越えた活動をしている。事業の運営からは、普通の学生生活では絶対に経験できない社会経験、そして運営陣内の深い連帯感なども味わっている。こうやって事業運営自体を、学生たちで行う点もこの研究会の特長だろう。もちろん、事業を通じて新たな横のつながりもできる。

  そこに生息する人たちは、ジャズ、ダンス、医学、チャリンコにオペラなど、さまざまな趣味と併用してこのサークルを楽しむ人たちばかり。その魅力、計り知れず。就職先、総じてすごい。

  あなたも一国の大使として外交ダイナミズムを感じてみませんか? 国、しょっちゃいましょう。

  【URL】http://www.jmun.org/


早稲田研究会の全日本大会終了時に
▲ 早稲田研究会の全日本大会終了時に(筆者は前列右から6人目)

(2006年6月15日掲載)

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First drafted 2006 June 15.