現場レポート

小さな島の笑顔のために
 ―ボランティアリーダー養成プロジェクトinボルネオ―


社会科学部2年 伊福 千晶

訪問した障害者施設で元気に働く少女と仲良し2ショット
▲ 訪問した障害者施設で元気に働く少女と仲良し2ショット
幼稚園で折り紙教室。子どもも大人も興味津々
▲ 幼稚園で折り紙教室。子どもも大人も興味津々

 みなさんはボルネオ島という島をご存じだろうか。南シナ海に浮かぶ赤道直下の自然豊かな島だ。私はこの春、ボランティアリーダー養成プロジェクトボルネオ班の仲間たちと共にこの島へ調査に訪れた。プロジェクトのメンバーは現在約10人。この春から活動を開始したまだまだ若いチームだ。メンバーは年齢も学部もそして大学さえも違う。ただ一つ、「何かの、そして誰かのために役に立つことがしたい!!」という同じ想いを持って集まった10人だ。

  私は中学校時代からさまざまなボランティア活動に参加してきた。しかし、そんな中で一つの疑問にぶち当たった。「本当に人の役に立っているのだろうか」。ボランティアについて深く考えていくにつれて、自分のやってきたことを疑問に思うようになった。「何かしたい」と思う自分と「私なんかに何ができるのだろうか」とその思いをかき消す自分。この思いは大学に入学しても変わらなかった。

  そんな中で出合ったのがこのプロジェクトだ。私が、これまで行ってきたボランティアは、ボランティアのニーズや活動内容について考えることはなかった。しかし、このプロジェクトは学生が一からニーズを調査し、活動内容を考えていくものだった。「何ができるか分からないけどやってみよう!」。私の中で何かが吹っ切れた。

  ボルネオは本当にすばらしい場所だった。雄大な自然、そこにすむ動物たち、そしてなにより人々の優しさにあふれた島だった。私たちは本当に多くの方々に支えられながら充実した調査を行うことができた。その結果、貧困問題・環境啓発、そして農村開発の3つの柱を中心として取り組むこと決めた。

  現在、プロジェクトの形が少しずつできつつある。この先、悩み、壁にぶち当たることもたくさんあるだろう。しかし、私はもう一人で悩むことはない。同じ志を持つ最高の仲間たちに出会うことができたのだから。合い言葉は「ボルネオ島の笑顔のために」。


ホームステイしたオイスカ村でメンバーと村人と共に
▲ ホームステイしたオイスカ村でメンバーと村人と共に(2列目右から2人目が筆者)

(2006年4月27日掲載)

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First drafted 2006 April 27.