研究室探訪

―ゴルゴの背中―
 西早稲田キャンパス8号館
 法務研究科教授 久保田 隆研究室


ゴルゴ13がお出迎え
▲ ゴルゴ13がお出迎え
陽気でサービス精神旺盛な先生
▲ 陽気でサービス精神旺盛な先生
お父様の描かれた油絵
▲ お父様の描かれた油絵
徹夜仕事に備えて仮眠可能な研究室
▲ 徹夜仕事に備えて仮眠可能な研究室。「残業ハイ」はいまだ健在だ。

 今回の探訪先は、日銀出身で国際金融法が専門の30代の教授だ。難しい話でもされたら嫌だなぁ。案の定、研究室の扉にはゴルゴ13(サーティーン)のフィギュアが門番のように仁王立ち。漫画ではゴルゴ13の背中に立つと無条件で殴られてしまう。ゴルゴの背中にある研究室に入って無事帰れるかぁ?

  突然ドアが開き、ゴルゴと対極の童顔の教授が笑顔で迎えてくれた。同時に流れ出すリップスライムの軽快な曲。「マジやばいくらいいいぜえー♪」。ほっとした気分で室内を眺めると、そこはポップな色合いの喫茶店みたいだった。室内には至る所に花が飾られ、窓際に掛かっているのは洋画家である父上の油絵。壁一面に南国リゾートの浜辺の写真。気分転換にたまに描くというスケッチセットまである。教材も堅い本から人生ゲームM&A、各種映画など実に多彩だ。グルメにも詳しく、コリアタウンに韓流マダムに教えたくない隠れた名店が何件かあるそうだ。

  そんな平和な先生だが、実は密かにヤバい計画を企んでいるらしい。「ズバリ霞ヶ関乗っ取り。つまり司試に続いて国家一種でも早稲田がダントツになり、T大に代わって官界を支配すること。試験なんて所詮要領だし、やり方を間違えず、早稲田の人間力が加わればもはや敵なし。3カ月でいい。お前も死ぬほど集中してみろ」。日銀時代は世界を相手に午前9時から夜中の3時まで働いた。充実して心底楽しかった。「私は『残業ハイ』と呼んでいますが、午後10時を過ぎた頃から永遠に働いていたい、ぶっ倒れるまでやるぞって感じになってくる(笑)」。

  授業では、学部生には大学院並み、大学院生にはプロ並みのレベルで講義する先生。「早稲田の学生はそれに十分ついてくるのでゾクゾクするぜ。霞ヶ関乗っ取りの手応えは十分だ」。そう語る教授の目にゴルゴ13と同じ眼光が光った。

(2006年4月13日掲載)

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First drafted 2006 April 13.