頑張れ☆早稲田スポーツ |
「道」
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▲ 試合前にノックを受ける。
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▲ 打席に入る筆者
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『プリティーリーグ』―この映画は私のスタートでもありゴールでもある。昔、実在したアメリカ女子プロ野球リーグで活躍した選手たちの物語。美人で強くて賢くて、その上、野球も上手い主人公に心から憧れた。「私もプロ野球選手になる!」そんな大きい夢を抱いて、小学生の私は野球道のスタートを切った。
しかし、スタートしてから何度も足が止まった。なぜなら、自分の目の前に道がなかったからだ。中学も高校も野球部への入部を認めてもらえなかった。大学でも女子選手を歓迎してくれるサークルは少なく、野球の講義でさえ女子の受講は認められていなかった。野球は女の子に対して、あまりに開かれていないスポーツだったのだ。だからこそ燃えた。高校では男子ソフトボール部の監督に直訴し特別に練習させてもらい、大学では野球の講義対象に女子を入れてもらえるようオープン教育センターにお願いし、一昨年から実現した。何もなかった草むらに一歩一歩道ができていくことに大きな達成感を感じていた。
道の途中、恩師・本学スポーツ科学学術院客員教授谷沢健一氏(元中日ドラゴンズ)と出会う。谷沢氏の下で野球をすることが楽しくて仕方がなかった。「もっと教授に野球を教えてもらいたい」そう思った時、教授が創る新しいNPO法人『谷沢野球コミュニティ千葉』(略称・YBC)のトライアウトを受け、合格した。女性選手はまだ私だけだが、いつか多くの野球少女たちが夢を抱いて集まってくるコミュニティーにしたい。
私のゴールは『プリティーリーグ』創設にある。日本女子プロ野球リーグ実現に向かって私が歩いた草むらはまだ道と呼べるものではないかもしれない。しかし、この道を誰かが歩けば、道は確実に固く強くなり、やがて草は生えなくなる。ゴールテープを切れるのは何十年後になるかわからない。しかし、スタート地点の気持ちを忘れず、多くの人の力を借りて夢に近づいていきたい。
■おざき・えりこ 1983年香川県生まれ。県立丸亀高校卒業。 法学部4年。棚村ゼミ所属。 YBCではセカンドチームに所属し、ポジションはセカンド。 卒業後は株式会社リンクアンドモチベーションに就職予定。 |
※ YBCでは「自分のできる時間だけ・自分のできる事柄だけ」という条件でボランティア・スタッフを募集している。もし興味のある方がいたら、ぜひ一緒に参加してアマチュア野球を盛り上げてほしい。
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(2006年1月19日掲載)
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