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プロの経営者を目指して商学研究科修士課程 プロフェショナルコース2年 尾関 洋彦
1996年、青山学院大学経営学部卒業と同時に伊藤忠商事に入社。船舶海洋部で船舶の売買を担当しながら社内のIT起業プロジェクトチームに参画。自らも企画に参加し設立した新会社、マリンネットに出向することになったのは入社5年目のことだった。当初はインターネットによる船舶の売買仲介を意図していたが、蓋を開けてみると、意外にも実際のビジネスニーズは金融機関向けの船舶融資に関する情報提供やコンサルティングにあり、経営戦略における発想の転換が求められた。 今後、事業をさらに成長させるには、従来とは全く異なるアイデアや方法が必要で、そのためにもITを活用したビジネスモデルや多角的な経営戦略を本格的に学びたいと思った。かつての留学経験から、アメリカのMBAも考えたが、軌道に乗りつつある仕事を離れての進学は断念せざるを得なかった。そんな矢先、早稲田に夜間と土曜の通学で「経営戦略とIT」を専攻できるプロフェショナル(MBA)コースが開講されることを知り、迷わず出願した。 マネジメント能力を養いながら、理論研究と現実(事例)研究の両面から専門分野を極めることができる学習環境に大いに満足している。特にこの6月からはマリンネット社の社長として経営を担うことになり、経営のプロを目指す意欲が一層高まった。先生方から新しい考え方や理論を吸収させていただく過程で、ビジネスに応用できるヒントを得ることも多い。 また、高い志を抱いて集う10人の仲間と共に切磋琢磨し合えるゼミでは最年少の自分だが、日々のプレゼンテーションやディスカッションを通して、論理的思考や効果的な論理展開スキルに磨きをかけることができたと実感している。 決して容易ではない仕事と学業の両立は、周囲の理解と協力に負うところが大きい。仕事に直結した勉強ということで通学に理解を示し、学費を負担してくれている伊藤忠商事。社会人学生の苦労を斟酌し、週末や夜間に時間を割いて個別の論文指導にあたってくれる指導教授。家庭を顧みる時間が捻出できない事情を察し、幼い娘を育てながら家を守ってくれる妻。これらの人々に支えられて成り立っている今の学生生活だからこそ、残りの半年で結果をきちんと出さなければならない。身が引き締まるような思いで、2年間の集大成とも言うべき修士論文執筆に取り組んでいる。 (2005年11月10日掲載) Copyright (C) 2005 Student Affairs Division, WASEDA University. All rights reserved.First drafted 2005 November 10. |