進路選択物語 |
答え探しへの一歩商学部2年 金森 晴子
「将来何がやりたいの?」いつからか、この質問が苦手になっていた。大学に入学後、何がしたいのかと考えるようになったが、深く考えるほど、趣味や好きなことさえも分からなくなった。結局自分には何もないのではと、焦りや不安が大きくなるばかりであった。 インターンシップ(以下インターン)を考えたきっかけは、とにかく行動を起こそうという突発的な気持ちからだ。なんとなく大学生活を過ごしてきた私にとって、インターンへの参加はかなりの勇気が必要だった。だが、少しでも躊躇すればせっかく芽生えた勢いが止まってしまいそうで、とにかくキャリアセンターへ足を運んで話を聞き、半ば強引に自分を踏み切らせたともいえる。きっかけはそんなものだった。 「働く」ことを想像さえできない現状を打破する目的を持ち、今夏、フランチャイズ業界で活躍する中小企業に3週間インターンに行った。実際に現場を見学・体験し、社会に出て働くことを肌で感じることができ、多くの人に出会い、多くのことを学んだ。一番大切なのは、自分がその仕事を好きなことなのかなとも感じた。よく「好きなことを仕事にすると嫌いになってしまう」と聞くが、インターン先での社員の方の「それで嫌いになるなら本当に好きなことではない」という言葉が印象的だった。人によって考え方は違うだろうが、まずは自分の好きなこと・興味のあることを探すことが今後の課題だと痛感した。 今回のインターン参加によって、ここが変わった! と明言できるものはないのかもしれない。だが、多くの刺激を受けたことは事実だし、自分の可能性を前向きに考えられるようになった。何より、自ら行動を起こしたことで、進路に対する漠然とした焦りは小さくなった。 今後は、とにかく少しでも興味を持ったものにチャレンジしたい。そうすることで「将来何をやりたいの?」の答えに少しずつ近づけるのではと思う。インターンは終了したが、これを自分にとっての新たなスタートにして、残りの大学生活を有意義に過ごしていきたい。 (2005年11月10日掲載) Copyright (C) 2005 Student Affairs Division, WASEDA University. All rights reserved.First drafted 2005 November 10. |