現場レポート |
WAVOC海外ボランティア特集:
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タイの子どもたちに囲まれて(後列右から2人目から筆者、韓国の友人、隊長の藤田さん)
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「タイのプリンセス」と呼ばれ、仲間のアイドル的存在だった少女。名前のチャグワはタイ語で「星」を意味する。
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最近私はよく考えることがある。一体、「国際交流」とは何なのかということである。どういう人たちとどういうことをすれば、「国際交流」になるのであろうか。きっとそれには画一的な答えはなく、人それぞれ違う形をとるものなのだろう。目的も違えばそのための手段も違うのだから、当然である。では、「私なりの国際交流」とは何か。私はこの問いに対する答えを、おぼろげながら今回のワークキャンプで見つけられたように思う。
このワークキャンプは、日本人と韓国人がお互いをもっと知り、理解し合い、今後の関係について前向きな交流を考えていくことを目的に、日韓友情年である今年、開催されたものである。タイで行われたのは、両者ともホスト・ゲストの関係にならないようとの配慮からだ。タイでのワークは山岳少数民族の子どもたちが暮らす施設の拡充支援が目的だ。タイでは教育環境がまだ不十分で、へき地に住んでいるがために学校に行けない生徒たちを学校の近くに寮を設けて住まわせている。今回は食用蛙の養殖池作り、豚小屋の支柱作りなど、彼らの生活施設を拡充するための作業を中心に行った。
しかし、このワークキャンプの最大の特徴はやはり交流にある。お互い言葉もほとんど通じない者同士が、一緒に一つの作業をし、一緒に終日寝食を共にする。ただこれだけのことなのに、何と情が深まったことか。それは韓国人だけでなくタイ人との仲も同様である。そして日本人の間でも。同じ釜の飯を食う仲間とはこのことか。参加者一人ひとりと共に語り合い、飲み合い、作業を手伝い合う。そこには確かな友情が芽生えていた。期間はたったの1週間なのに、別れ際、みんなが一様に涙ぐんでいたのは偶然ではないだろう。
交流とは「国民」というより「人」との間で最初になされ得るものではないだろうか。隊長を務めた藤田悠さん(法学部3年)の「今回の経験が将来の日韓関係を考える上で糧になればいい」という言葉が胸に響く。
(2005年11月10日掲載)
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