現場レポート

WAVOC海外ボランティア特集:
青年海外協力隊とベリーズと
―JOCVバックアッププロジェクト ベリーズ編―


社会科学部3年 青木 航

JOCVの方とともに
JOCVの方とともに(2列目右から2番目の針生さんと前列左がJOCV隊員、2列目左から2番目が筆者)
日本の文化紹介をしたブース
日本の文化紹介をしたブース

 「ベリーズ」という言葉を聞いてあなたは何を思い浮かべるだろうか。これが国の名前だと知っている人は少ないかもしれない。そう、ベリーズは中米メキシコの南に位置し、西はグアテマラ、東はカリブ海に面する小さな国だ。

  人口は28万人。国土は日本の四国とほぼ同じ。独立したのは1981年。そんな、日本人には馴染みのない国に興味を持ったきっかけは、早大職員の針生彩さんが青年海外協力隊(以下JOCV)の一員としてベリーズに赴任していることを知ったことだった。そして今春ベリーズに視察へ。そこで見たのは現地の人と協力し、精力的に活動する日本人の姿だった。私たちはその姿に心を打たれ、思った。JOCVと一緒に何か活動はできないだろうか、と。聞けば、ダングリガという地域で、夏に異文化交流を目的とした祭りをするという。私たちはこの祭りに向け、準備を始めることになった。

  「JOCVバックアッププロジェクト」というWAVOC主催の企画として立ち上げ、集まったのは私を含め早大生10人。私たちは9月上旬、ベリーズに向け出発した。まずは小学校の先生、図書館司書、青少年活動や村落開発に従事する人々など、JOCVスタッフの活動を視察して回った。

  そしていよいよ祭りの当日。私たちは日本の文化紹介として、ヨーヨーすくいや輪投げなどの遊び、写真の展示、ちらし寿司の販売を行った。また、ステージ上では「少年時代」を歌ったり、「マツケンサンバ」を踊ったりした。

  現地の人々は初めて見る日本の文化に少々呆気に取られたようでもあった。だが、それまで日本人と中国人の区別もできなかった人たちに「日本」というものを少しでも感じてもらえたのではないだろうか。さらに私たちも日本にいては決して知り得なかったであろうベリーズの素晴らしさを体感できたし、活動を共にした仲間という一生の宝を得ることができた。こうして私たちの熱い夏は過ぎていったのである。

(2005年11月10日掲載)

Copyright (C) 2005 Student Affairs Division, WASEDA University. All rights reserved.
First drafted 2005 November 10.