わせだかいわい

定食屋 みづ乃 水野 隆さん・一江さん


ご主人の水野隆さん(右)と奥さんの一江さん
ご主人の水野隆さん(右)と奥さんの一江さん。野球、ラグビー、駅伝とワセダスポーツに足繁く通うご主人は、本紙も創刊1号から保存してくださっているほどのワセダファン。感激!
みづ乃名物、いり玉子を作る一江さん。
みづ乃名物、いり玉子を作る一江さん。
これがいり玉子ごはん。520円
これがいり玉子ごはん。420円
ワセダびいきのみづ乃さんには、創立100周年時の本紙や商店街の飾りが大切に保管されている。
ワセダびいきのみづ乃さんには、創立100周年時の本紙や商店街の飾りが大切に保管されている。
常連学生が卒業する度に贈られるペナントの数々
常連学生が卒業する度に贈られるペナントの数々

 グランド坂下のそのお店。暖簾をくぐると、カウンター越しに笑顔のご主人と奥さんが迎えてくれる。ちょっと見、居酒屋風で「夜はお酒を片手におつまみ系?」と思いきや、お酒はビンビール以外出さない。「そういうご要望もあるんだけど、そこまで手が回らなくてね」。ここは創業1966年のみづ乃さん。なんと、本紙創刊と同じ月に店を構えられたという不思議なご縁! 「創業当時は学生運動がとても激しくて、キャンパスはロックアウト状態。学生街につくったのに学生さんがいなくてね。唯一キャンパスに残っていた司法試験のための勉強をしている人たちだけが学生のお客さんだったんですよ」と、当時を振り返る。

  学生街の食事処というとボリューム重視の洋食、揚げ物系が多いが、こちらは「和風」定食屋さん。看板メニューはふわふわたまごたっぷりの「いり玉子ごはん」。さっそく注文してみると。卵に少し砂糖を加え、バターで手早くいためる。固すぎないよう、半熟に近い状態で火を止めたところに醤油をかけて、あっという間にできあがり! う〜ん、食欲をそそるよい香り。丼の隅の昆布の佃煮としば漬け、紅生姜との相性が絶妙だ。定食にすれば、野菜たっぷりの味噌汁とヘルシーな一品もつく。その他にも豚の生姜焼きやサケのバター焼き、野菜煮込み…と、いかにも「家庭の味」といった魅力的なメニューが並ぶ。

  「うちのメニューはお客さんのリクエストから始まったものばかり。バナナジュースは、栄養をつけるのに一番って、今のリーガロイヤルホテルのところにあったテニスコートで練習する庭球部の学生さんがよく好んで注文してね」。そう、みづ乃のもう一つの魅力は、学生思いのご主人と奥さん、そしてそのお二人が醸し出す家庭的な雰囲気だ。訪れる学生の健康に気を配り、時にはちょっとおまけも。その姿は、まるで「早稲田のお父さん、お母さん」。絆は卒業後も続き、「創業の頃、法曹を目指していた学生さんが「還暦を迎えた」って、最近やってきてくれました。あの室井滋さんも、『充電』って度々訪れてくれるんですよ」と、目を細める。

  「だけど、近ごろは自分から声をかけてくる学生が減ったね」と、ご主人はちょっと寂しげ。早稲田の街では、ここにも暖かい手が待っている。

【営業時間】11:30〜14:00、17:00〜20:00
【定 休 日】土曜・日曜・祝日


(2005年10月20日掲載)
(2005年12月20日修正)

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First drafted 2005 October 20.