ユニーク学生! 「何してるの?」

津軽三味線に夢中


津軽三味線愛好会「三津巴」幹事長 第一文学部2年 鈴木 規睦

津軽三味線を演奏する筆者。
津軽三味線を演奏する筆者。
部室の練習風景。
部室の練習風景。

 学生会館東棟E−1109号室。津軽三味線愛好会三津巴の部室だ。部室といっても、他の古典芸能サークルと共用する曜日指定部室である。大抵の備品は別のロッカー室にあるため、部屋にある三津巴の棚はどこか物さみしい。だが、火曜・金曜の練習日になると状況は一変する。津軽三味線の音色が、絶えず部室から漏れ出てくる。

  われわれ三津巴は、創部5年の若いサークルだ。メンバーも、初めて三味線に触れた人ばかり。中には幼い頃から三味線に親しんだ人もいるが、基本的にシロウトばかりのサークルである。

  当然最初はぎこちない。弾けども弾けども、テレビやCDで聞く吉田兄弟や上妻宏光氏には程遠い音色。しかし、めげずに練習を続け、一つひとつ曲をこなしていくうち、次第に様になっていく。「こんな演奏無理だ!」と思っていた曲が、知らないうちに難なく弾けるようになっている。それを自覚できた瞬間、とてもうれしくなる。

  津軽三味線の楽曲は、軽快なリズムのものが多い。その点で、他の伝統芸能が持つ重厚さとは一線を画している。津軽三味線は、こうした伝統芸能の新しい側面を気付かせてくれるのである。

  演奏会は年に数回行われる。サークル独自の定期演奏会はまだないが、「早稲田祭」などのイベントや、古典芸能系サークルの合同発表会などで演奏の場を得ている。演奏会デビューの1年生から上級生まで、普段はゆったりまったりのサークルが真剣になる。

  創部5年の私たちはまだサークルの方向性を模索中だ。練習内容や活動時間は現状で良いのか、合宿や定期発表会はどう行うべきか。また、今は三味線の師匠についていない状態だが、技能の維持のためには今のままでいいのか…。暗中模索の状態だが、少しずつ決めていこうと思う。週に2回、11階に三味線の音色を響かせながら。

(2005年10月13日掲載)

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First drafted 2005 October 13.