頑張れ☆早稲田スポーツ

ソフトボール部「WASEDA 世界一!」


人間科学部4年 ソフトボール部(男子部)副務 橘内 基純

攻撃の口火をきり、得点圏でも決定打を放つなど活躍した吉形(スポ科2年)
攻撃の口火をきり、得点圏でも決定打を放つなど活躍した吉形(スポ科2年)
多くの観客が、われわれの戦いに共感し、大きな声援を送り続けてくれた
多くの観客が、われわれの戦いに共感し、大きな声援を送り続けてくれた
エース・中島(人科4年)全試合完封で、世界一の投手であることを証明した
エース・中島(人科4年)全試合完封で、世界一の投手であることを証明した
チーム唯一の本塁打を放った高原(教育3年)
チーム唯一の本塁打を放った高原(教育3年)。鋭い打球は、パワーでも世界に通用することを証明した。

 一塁手・新井悠馬(主将・人科4年)が捕手・岡野聡(スポ科2年)からの送球を手にした瞬間、澄み切った青空には大きな歓喜の声がこだました。遠い異国の地で「世界一」に輝いた瞬間であった。

   今夏、私たちソフトボール部はアメリカ合衆国ミネソタ州マンケイト市で行われたNAFA World Series(北米ファストピッチ協会、8月18〜22日)に出場した。本大会は世界最高峰の大会であり、北米各州から優勝、準優勝をしてきた総勢63チームが参加して行われた。私たちは、吉村正 人間科学学術院教授(団長兼監督)の長年の努力によりハワイ州代表として過去3回の挑戦をしてきた。過去の大会においてはいずれもアメリカやカナダのパワーや技術の高さに破れ、辛酸をなめてきたのである。

   しかし、今回は学生唯一の日本代表であり、エースとして活躍する中島幸紀(人科4年)を擁し、過去最強チームとして本大会に望んだ。緒戦、ウィスコンシン州代表Anderson Homesとの試合は2−0で勝利したものの、ヒットは青山紀彦(スポ科1年)の2本のみ。アメリカのレベルの高さを身をもって感じた。

   以後の試合、われわれは接戦を勝ち抜いていった。2回戦・NW Merchantsに5−0、3回戦・Bar of Appletonに1−0、準決勝・New Imageに1−0。決勝では、 Lancaster Motorsに3−0で勝利した。ここまで野手は誠実かつひたむきに打球を追い、エース・中島はアメリカという舞台においても堂々たるピッチングを披露し、完封を続けた。これまでのわれわれの戦いぶりに、現地の人々も感銘を受け始め、大会が進むにつれ、観客は増え、「わせだ! ワセダ! WASEDA!」の声援も増えていった。一挙手一投足に熱い視線が向けられ、素晴らしいプレーには惜しみない賞賛が送られた。「誠実に懸命にプレーすること」、常々吉村教授がわれわれに向かっておっしゃる言葉である。これらの観客からの歓声により、私たちはその真意を理解することができたのだった。

   王座決定戦、相手は敗者復活戦から再度勝ち上がり、この日3試合目のペンシルベニア州代表Lancaster Motorsである。連戦には日々練習を重ねる早稲田に分がある。ここで今までのうっぷんを晴らすかのように打線は爆発した。2回には高原辰徳(教育3年)がレフトへ特大のチーム初本塁打。4回にも、今までの不振が嘘だったかのように連打を浴びせた。結果、8−0の圧勝。試合後の表彰式では、皆が満足感と達成感に包まれた笑顔にあふれ、グラウンド外では早稲田に対する多くの賞賛が送られた。

   さらに帰国から1週間後に行われた第40回全日本大学選手権大会においても、ソフトボール部は初優勝を達成することができた。世界一と日本一、灼熱の夏の日々はわれわれにとって忘れがたい充実したものであった。

表彰式後、満面の笑みで歓喜に沸く遠征チーム一同
表彰式後、満面の笑みで歓喜に沸く遠征チーム一同

〜ベストナイン受賞者・主務の遠征を通してのコメント〜

新井 悠馬(主将・人科4年、ベストナイン一塁手)
 ソフトボールの本場・アメリカの北部で、この夏われわれは大変貴重な経験をした。私たちは夢のような舞台を全力で楽しみ、そして夢のような成果をあげることができた。この遠征をさまざまな側面から支援してくれた両親やOBをはじめとする数多くの方々に心から感謝している。

森田 訓之(主務・理工4年)
 主務として、今回のアメリカ遠征では、戸惑うことも多々あったが、多くの方々の助けをいただき、無事に終えることができた。この「優勝」を誇りに思う。

中島 幸紀(人科4年、最高殊勲選手賞・最優秀投手賞)
 優勝をはじめその他の多くの賞はみんなで勝ち取ったものだ。両親、今まで早稲田大学ソフトボール部を支えてきてくださった吉村総監督や先輩方、同じ目標を掲げ日々一生懸命ともに戦っているチームメイトに感謝する。

萬野 修平(スポ科3年、ベストナイン二塁手)
 私はベストナインを受賞すること以上にチームとして優勝でき、また試合ごとに目に見えて成長していることがうれしかった。何よりもこんな素晴らしい機会を与えてくださった方々への感謝の気持ちでいっぱいです。

吉形 太佑(スポ科2年、ベストナイン三塁手)
 バントの重要性、人と人とのつながりの大切さ、この2つを特に私は感じ取った。これを大きな財産とし、今後の励みとしたい。

島崎 英範(教育2年、ベストナイン右翼手)
 今回のワールドシリーズは格別な思いが詰まった“夢への挑戦”であった。夢を持つということ、そしてそれへの挑戦は同時に人を大きく成長させると感じた。

(2005年10月6日掲載)

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First drafted 2005 October 6.