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早稲田大学日本語研究教育センター
 「日本語授業ボランティア」募集!



 本学には世界各国から約2,000人の外国人留学生が留学し、うち約900人(約60カ国)が日本語科目を履修している。皆さんは、この留学生の日本語授業の学習効果を高めるために、「日本語授業ボランティア」が活躍しているのをご存じだろうか。2005年度前期には約450人のエントリーがあった。これは、教員の指示に従って、ボランティア学生が、ロールプレイやディスカッションのパートナーになったり、留学生と一緒にプロジェクト活動に参加することによって、日本語のネイティブパートナーとして、効果的な日本語学習を実現するため、日本語学習を支援する制度だ。

  日本語センターでは、本学在学生を対象に、後期も「日本語授業ボランティア」を募集する。希望者は、右記説明会に出席し、ボランティアとして日本語授業における心構え、役割、注意点を習得することが、必須条件となっている。留学生と日本語で話したい方、日本語教育に関心のある方、異文化交流に興味を持っている方、新しい体験をしたい方はぜひ、積極的に応募してみてもらいたい。この授業ボランティアがきっかけとなって、優秀な早大生諸君と優秀な留学生が出会い、双方が新たな気付きや発見を得る貴重な体験となるだろう。

  詳細は、http://www.waseda.jp/cjl/index.htmlを参照。

日本語授業ボランティア説明会
 日時:2005年10月6日(木)、10月7日(金)両日とも12:20〜12:50
 会場:22号館202教室

募集の流れ
 説明会に出席 → Waseda-netポータルより、エントリー
 → 日本語担当教員からのメール連絡を待つ

「日本語も英語も中途半端だから…」

 日本語教育研究科 修士1年 佐藤 貴仁(さとう たかひと)

これは、ある留学生の言葉だ。私が参加したクラスは、日本の中等教育を受けていないにもかかわらず、ほぼ日本語ネイティブに近い「バイリンガル」な留学生のクラスだった。我々が思い浮かべる「外国人に対する日本語教育」とは趣を異にした編成である。

  このクラスでは、彼らが各自テーマを決め、それに従ってレポート作成するのが趣旨であるが、一人の留学生とその書きかけのレポートを巡って話し合いをしている最中に、口から突いて出たのが冒頭の言葉である。

  しかし、そのレポートは自らの文化的背景から、その学生しか持ち得ない視点で書かれていて、好感が持てる内容であった。では、そんな学生が自嘲気味に「中途半端」というのはなぜか。おそらく、まとまった文章を日本語で書くことに慣れていないだけなのだろう。だとすれば、それは非常に惜しいことである。なぜなら、思考段階から次にうまく進めず、思いを表現し切れなくなってしまっているからである。そこをうまく引き出すのが、ボランティアの役割なのだ。

  日本語ボランティアの役割は、クラスによって多種多様だ。外国人留学生を対象に会話練習の相手をするものもあれば、学習者個人の思考からレポート作成という表現へのプロセスに立ち会い、その手助けをするというものもある。いずれにしても、自身の世界が広がることは間違いない。いろいろな形でさまざまな背景を持った学習者に接し、日本語を通して交流することも、ボランティアの醍醐味のひとつであると言える。

佐藤 貴仁さん


「あなたと私〜ここにいるという真実〜」

第二文学部 3年 小野 智子(おの さとこ)

 人間は業の深い生命体である。しかし人間の世界にはいくつもの壁がある。価値観、理念、信条、などなど…。これらは言葉をもつ人間が生みだした功でもあり罪でもある。これらを超えてまたもっと超えるために「日本語」を学ぶ、という同じ目的の下に、世界中からこの一つの教室に集まっている人々がいる。その中にまざる私はこう思う。同志は一緒に学べばいい。同時代に生まれてきたのなら、一緒に生きればいい、と。そう、実にシンプルに。しかしそのシンプルなことを複雑困難な課題に仕立て上げてしまうのが先に述べた言葉の功罪の歴史なら、それをまたシンプルに戻せるのもやはり言葉の力だろう。

  彼らが発するその一言を私が聴けること、そして私の一言を彼らが聴いてくれるということ。目の前にいる人間との業の深さを感じ、その人間を愛くるしく思えること。そのすべてが先の課題をシンプルに戻すための私の肥やしとなる。私は世界中の同志と飽きるほどに学び続けたい。そして言葉がつむぎだす歴史のすべてを生きる力に変えてみたい。

小野 智子さん

(2005年9月29日掲載)

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First drafted 2005 September 29.