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「知的財産の価値評価」を探究ファイナンス研究科 専門職学位課程2年 余語 将成
1993年、玉川大学工学部卒業と同時に鞄月ナへ入社。最初の5年はワードプロセッサー等の設計、開発、企画、営業と幅広い業務に携わった。その後、インターネット社会の到来を受け、自ら企画に参画したITサービス事業「駅前探険倶楽部」に社内公募を活用し、立ち上げからマーケティング、営業に関わった。3年後、その収益性が評価されての分社化に伴い、出向。そこで初めて、経営的スタンスに目覚め、さまざまな問題意識が芽生えてきた。資産として活用しにくい「知的財産」を担保に、いかに有機的投資を行えるか。M&Aによりいかに企業価値を高めることができるか。それらの問題に対する打開策を見出すには、ファイナンスという学問からのアプローチが有効と考えた。 仕事を続けながらファイナンスを学べる大学院を探したところ、ちょうどオフィスから30分程度で通える日本橋に開講されると知り、出願。一期生となった。学費はもちろん自己負担だが、研究テーマである「知的財産の価値評価」は現在、東芝も注目しており、会社の理解は得やすかった。 昨年度は週4〜5日通学。週末は課題に追われるが、自分への投資と思えば苦にはならない。一般的に大学院生の場合、学習歴や実務経験のばらつきが問題になるが、ファイナンス研究科では、希望者に対して補習の機会を提供するなどきめ細かい対応をしてくれる。もともとのベースが異なる自分にはこのような学生のニーズに合わせた柔軟なサポート体制がありがたい。授業のない期間には、補習で知り合った仲間と講師を囲み、自主的勉強会もしている。活発な異業種間交流も大きな魅力だ。学生同士がお互いの得意分野を把握していて、授業の解釈に困ったときは、教え上手な仲間からアドバイスをもらって効率的に理解を深めるという工夫も社会人学生ならではの術だろうか。出欠や遅刻のチェックもシビアで、授業や評価も厳しいが、互いに高いモチベーションを持った学生と教員が作り出す「学びの空間」はとても快適だ。 2年目の今年は一般のゼミにあたるプロジェクト・レポートの指導も始まり、より密度の高い勉強ができると期待している。今年も登録制限単位上限まで履修し、思う存分学ぶつもりだ。修了後は、ここで学んだ知識を活かし、経営者の視点を持って、知的財産というアプローチから事業をまとめ上げていきたいと思っている。 (2005年4月7日掲載) Copyright (C) 2005 Student Affairs Division, WASEDA University. All rights reserved.First drafted 2005 April 7. |