進路選択物語 |
(1)ディベートサークルからマーケティングへ政治経済学部4年 酒井 崇匡
卒業後の進路はさまざまだが、僕の場合、早い段階から一般企業以外の選択肢は外れていた。その意思決定にはサークル活動が大きく影響したのだと思う。 僕は「早稲田Debate & Discussion」というディベートサークルに所属していた。ディベートとは、肯定・否定に分かれて特定の論題を討論し、勝敗を決める競技だ。ある側に立ちロジックを組み立て、審判員を説得するという点は裁判に立つ弁護士と良く似ている。論理構築の大好きな僕は、選手としてディベートを続けてきた。 その一方で、当時小さかった日本語ディベートのコミュニティを広げたいと思い、知り合いのいた千葉大学などでサークル設立にも携ってきた。メンバーが集まり軌道に乗ったサークルを見て、ロジックを組み立てることの面白さと同時に、目に見える形でアウトプットすることにもやりがいを感じる自分の特性が見えてきた。社会に出たらロジックに基づいて、もっと多くの人の目に触れるようなものを作りたかった。そして、それならば企業でマーケティングに携わろうと考えるようになっていったのだ。 そこでデータ分析力を養うため統計学のゼミに入り、化粧品マーケティングのベンチャーのインターンシップにも参加した。データの分析はとても地道な作業である上に、本当に製品やサービスの発展に結びつくような結果を得るには相当な労力と能力が要求される。しかし、ここで僕は仮説検証の重要さや、製品につながる結果を導き出せた時の喜びを知った。この仕事なら納得して取り組める、追求できるという感触を得ることができたのだ。 就職活動は広告代理店と消費財メーカーを中心に行った。代理店はクライアントの製品にきちんと向き合えるか不安もあったが、博報堂はクライアントのパートナーとしてのスタンスが明確だったため、入社を決断した。この進路の選択が正しいものだったと言えるように、春からの新しい生活を充実させたい。 ※筆者は2005年3月に卒業。卒業前に原稿を執筆。 (2005年4月7日掲載) Copyright (C) 2005 Student Affairs Division, WASEDA University. All rights reserved.First drafted 2005 April 7. |