現場レポート

地域わせねこ地域活動!  〜捕獲奮闘記〜


9号館付近にいる「プチ」
9号館付近にいる「プチ」。人なつっこくすぐに膝の上にのってくる。
捕まった三毛猫
捕まった三毛猫。現在里親を募集中。

政治経済学部3年 姫野 芽以子

 皆さんは「地域猫」をご存じだろうか? 地域猫とは地域住民によって繁殖制限、餌の管理などがなされている猫のこと。社会問題となりつつある野良猫問題を防ぐため、地域猫活動が各地域で行われている。私たち早稲田大学地域猫の会(通称わせねこ)は、構内にいる野良猫たちを地域猫とすべく活動している。

  昨年の11月ごろ、久々の大事件が起こった。16号館横の植え込みに親子の猫が住みついていたのだ。ここ2年ほど構内に迷い込んできた猫は何匹かいたものの、子猫が生まれるという事態は防いできた。避妊手術をしていない猫を「野放し」にせず、すぐに親猫と思われる猫の手術と子猫たちの里親を探さなくてはいけない。

  しかし人間に慣れていない野良猫たちはそう簡単に捕まえることはできない。ここで活躍するのがわせねこに代々伝わる「捕獲法」。猫が箱の中の餌に近づいている時に背後の出口をバタンと塞ぐ方法。新猫たちが住みつく場所に設置するとすぐに三毛の子猫が捕まった。しかし予想外の事態に驚き暴れる子猫。病院に連れて行くためにキャリーケースに移そうと4、5人がかりで子猫を捕獲箱から取り出したが噛まれる、ひっかかれると、血が飛ぶ惨事だった。何とかキャリーに移したものの扉を閉めようとした途端、猛スピードで逃げていってしまった。一度味わった恐怖に同じ猫はなかなか捕獲箱にかからない。その後、親猫ともう1匹の子猫は何とか捕えたが同じ三毛の捕獲は困難を極め、年明けにやっと捕まえることができた。

  現在、構内には十数匹の猫がいる。ほとんどが手術済みだが、早急に全員に手術を施す必要がある。大学構内で地域猫活動をするにあたって学生・教職員の理解と協力が必要だ。しかしまだまだ「わせねこ」の活動意義が浸透してない気がする。構内で当たり前のようにいる猫を見たとき、その裏には「地域猫活動」というものが動いているんだということを少しでも多くの方々に分かってもらうのが現在の私たちの課題である。

(2005年1月20日掲載)

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First drafted 2005 January 20.