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墨田区の地域活性化と早稲田大学
「早稲田大学すみだサテライトラボ」オープン 廃校となった小学校の空き校舎を利用した「すみだ産学連携プラザ」内に「早稲田大学すみだサテライトラボ」が本年10月1日に設置された。大学発ベンチャー拠点や学内研究所を設け、産学連携活動を推進している。現在、早稲田大学学生ベンチャーの、「舞ロジック」(本紙986号1面既報)や「セルフウイング」も入居している。 実学の場―「すみだキャンパス」 墨田区全体を早稲田大学の擬似キャンパス―「すみだキャンパス」―と位置付け、実学の場として多彩な授業やゼミを展開している。 例えば、オープン教育センター科目「地域を経営する」の友成真一産業技術創成研究所客員教授は、「地域にある資源をいかに最大限活用して、地域の目的達成を極大化するか。まずは地域の成功とは何かを学生に考えてもらう。産学官連携で一企業や大学の利益だけを考えるのではなく、地域の広範な人々を巻き込んで、地域全体がHAPPYになることが大切」と語る。受講学生の宗像正勇さん(政経1年)は、「この授業をとったのは『現地に飛ぶ』という言葉に特別なものを感じたからで、墨田区に頻繁に出かけ、その言葉どおり実践しています。現在は「ビバ墨田」という班で、自分たちで企画立案した、世代、性別、業種の異なる『人と人をつなげる』というコンセプトの下、地域にとけ込む公共物(たとえばシルバーカーなど)を地域の人たちのアイデアと力でつくるプロジェクトを進めています。製作にさまざま人が関わることによって、人と人をつなげたい」と目を輝かせた。 他にも大江建アジア太平洋研究科教授の科目「コーポレートベンチャー」では、浜野製作所を実学の場としている。宮崎里司日本語研究教育センター助教授のゼミでは、夜間中学に通学する外国人をテーマにフィールドワークを行っている。 一方で、墨田区の住民を早稲田大学の「擬似学生」として、公開講座への参加などの教育サービスも行っている。 産学官連携推進のためのさまざまな挑戦 墨田区は中小製造業の街として、生活関連産業を中心にさまざまな業種の製造業が集積する「ものづくりのまち」として発展してきた。これらの企業は高い技術力を誇っている。早稲田大学の知的財産を活かし、従来の下請加工だけでない高付加価値技術・製品の開発、商品化を目指している。
(2003年11月20日掲載)
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