研究室探訪 |
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狭い常識を飛び越えて 小さな微生物で世の中を変える 大久保キャンパス65号館 桐村光太郎研究室
桐村教授の研究テーマは応用生物化学。微生物(菌)や酵素の優れた働きを利用して、必要なものを無駄なく安全に、省エネ・省コストで生産する。それをさらに常温常圧の自然な状態で可能にすることを目指している。「地球を強く意識したグリーンバイオテクノロジーは日本の生命線であり、21世紀の錬"菌"術。夢と理想がここにあります」と力説。 21世紀COEプログラムの一員として多忙な中、化学の専門知識を子供や一般の人にも分かりやすく伝え、社会に還元することにも力を注ぐ。著書『映画の中の化学』では、宮崎駿アニメやSF映画を素材として先端の化学を紹介。最近では『化学ってそういうこと!』の編集も手掛けた。 研究室の財産は独自に探し出した微生物や酵素。培養に2週間も要するなど、相手は生き物とあって根気と体力が必要。それでも「研究では疲れを感じない。いつもワクワクしてます」と心底、実験・研究が好きなのだ。リフレッシュ方法は読書と映画鑑賞。「小説が好き。でも、読むのが止まらなくなるとマズイので通勤電車の中だけと決めています」。学生時代は週に一回は名画座などで映画鑑賞。「『スティング』や『カリオストロの城』のような痛快な映画、SFが好き。結婚式のBGMはすべて『スター・ウォーズ』のジョン・ウィリアムスの曲にしました(笑)」。研究熱心と同時にかなりユニーク! 「廃棄木材などのバイオマスから有用物質、たとえば石油の代替燃料が作れれば、バイオで地球規模の課題である脱石油が可能になる。小さな微生物や酵素の力で、世の中を変えられるかもしれないのです」。夢を追い続ける姿は、学生をも勇気付ける。 (2003年5月15日掲載)
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