特派員・現場レポート

雄弁会
「百年の歴史ここに集結」

渡部恒三先輩の記念メッセージ
渡部恒三先輩の記念メッセージ
老いも若きも全員で校歌を唄う
老いも若きも全員で校歌を唄う
教育学部2年 浅井 佳穂

 2002年11月9日朝8時の大隈講堂。いよいよ今までの努力が結実する日だと思いながら用意を始める。創立当時の撮影と言われる白黒の写真や、創立50周年の際のポスターを掲げる。時間が経つと報道陣もやってくる。午後2時を過ぎると、早稲田にちなんだ歌が流れる中を開場である。

 2時30分、いよいよ「早稲田大学雄弁会創立100周年記念式典」の開始である。まずは校歌。そして物故会員を悼む黙祷の後に、藤田仁実行委員長の開会の辞。これがさすが雄弁会OBだけあってすばらしい雄弁。聞けば現役学生時代に慶応義塾大学の教授に「慶応に早稲田の藤田一人なきが悔やまれる」と言わせたとか。

 新井明実行委員会会長の挨拶、奥島前総長の祝辞の後には、雄弁会出身の二人の元総理である竹下登、小渕恵三両令夫人から新しい雄弁会旗が寄贈された。そして壇上の7人の最高顧問の紹介に続き、渡部恒三先輩がユーモアを交えた「記念メッセージ」を行った後、田勢康弘先輩(TBS日曜・朝五時四十五分から放送「草野満代の朝なま報道局」に出演中)が「私の指導者論」として記念講演を行った。

 記念講演まで続いた雄弁会らしい雰囲気は、壇上からの美声で塗り替えられた。オペラ歌手岡村喬生さんとグリークラブOB有志の方々の登場である。「都の西北と早稲田の栄光」と題し、校歌や学生歌「早稲田の栄光」を「より良い歌い方」で岡村さん指揮の下、会場全体で歌った。

 息つくまもなく、もはやお開きである。やがて、ほぼ満席だった大隈講堂には赤い座席シートが目立つようになっていった。そして何か無事終わったという達成感と安堵が急に襲ってきた。

 雄弁会と聞くといろいろイメージはあるにちがいない。しかし、百聞は一見にしかず。ぜひとも学生会館E512に足を運んでいただくか、ホームページを御覧あれ。

■ 雄弁会
【URL】http://www.yu-ben.com/

(2002年12月12日掲載)