こんな授業!どんなゼミ?

大隈塾「21世紀日本の構想」
〜21世紀の日本と自分を考える〜

政治経済学部政治学科1年 澤田 享平

 本年度から新たにオープン科目として大隈塾「21世紀日本の構想」が設置された。この授業は全学部から1、2年生200人を選抜して行われているもので、初回や最終回などの節目には科目登録をしていない全学の学生も聴講できる。毎回、担当教員に加えて、各界の第一線で活躍されている方々をゲスト・スピーカーとしてお迎えし、お話していただいた後、私たち学生が質問をする授業スタイルをとっている。

 記念すべき第1回目は発足記念シンポジウムで、小泉純一郎内閣総理大臣から祝辞をいただき、続いて塾頭の田原総一朗氏の司会により、パネリストに筑紫哲也氏、渡辺喜美氏、高野孟氏、寺島実郎氏を迎え、パネルディスカッション「21世紀日本の構想 〜リーダー オブ リーダーズの育成〜」が開催された。第2回目は外交評論家の岡本行夫氏が安全保障について熱弁をふるってくださった。今後は、山崎拓自由民主党幹事長、宮内義彦オリックス会長兼グループCEO、小沢一郎自由党党首などをお招きする予定である。

 このようにゲスト・スピーカーや担当教員の充実がこの授業の魅力で特徴でもあるが、もう一つ忘れてはならないのが参加する学生の多様さと意識の高さである。私自身さまざまな問題について自分なりの解釈をし、考えを持っているつもりだった。しかし、私とは全く正反対の考えの人、違うアプローチを試みる人、そして既に確固たる自分の哲学を持っている人などを目の当たりにして、自分の不勉強さを痛感させられると同時に非常にやる気を駆り立てられている。

 「大隈塾」はこうした仲間と切磋琢磨し、ゲスト・スピーカー、担当教員の方々の下で学ぶことで早稲田が掲げている「グローカル」―世界を見据えた21世紀の日本と自分を含む地域的な―視点を身につけ、それを自分の今後の人生に強く反映させることができる画期的ですばらしい授業である。

外交評論家の岡本行夫氏(右)が安全保障について熱弁をふるった。左は塾頭の田原総一郎氏。

(2002年5月16日掲載)