研究室探訪
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「気の向くまま、私らしく。自称『片付けられない女』の人生術」
西早稲田キャンパス14号館1001 畑惠子研究室

ウォーレスとグルーミットは、お気に入りのキャラクター
ウォーレスとグルーミットは、お気に入りのキャラクター
先生の研究室はバリ島の猫がお出迎え。奥は抜歯の置物…怖い!
ドア近くのガラス越しに小物を置くのが、14号館の研究室で密かなブーム。先生の研究室はバリ島の猫がお出迎え。奥は抜歯の置物…怖い!
メキシコの画集や写真集
メキシコの画集や写真集。「色使いが鮮やかで好き。でも、向こうは余白を楽しむ文化がないみたい。教会なども装飾がビッシリでクラクラする」

 「私って『片付けられない女』の代表みたい」。落ち着いた感じがする先生の意外な発言。なんでも、前の研究室に引越しする時に詰めたダンボールの数個が、未開封だとか。だが、綺麗にスクラップされた数年分の新聞記事。随所に置かれた小物。色鮮やかな洋書や写真集。研究室はカラフルで愛らしい雰囲気で溢れている。

 学生時代に読んだ本『サンチェスの子供達』の、リアルな日常描写に魅せられラテンアメリカの研究を始めた。実学ではない分野の追求は、「勉強を就職のためと考えたくなかった」からでもある。「自分一人の生活くらいなんとかなる。学生時代は特に無駄が許されるんだから、皆さん、合理的でないことでもどんどんやって!」。 メキシコ政治史に加えて、貧困と女性の関連など、現在はジェンダー研究も手がけている。

 気持ちにゆとりがない時や、メキシコの現実や彼らの悠長さにイライラする時には、ぼぉーっと気の向くままに過ごす。メキシコの写真集や画集をパラパラめくったり、ビワやアボガトの栽培に挑戦したり、AIBOにぬいぐるみを蹴らせて遊んでみたり。「端から見ると、怪しい人でしょうけど」。そうしているうち、研究への情熱が再び湧くそうだ。周りに流されず好奇心を掘り下げていくのが先生の流儀。自然体だが、強い意志の持ち主だ。

(2002年1月10日掲載)

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