でた 出た 早稲田データ

(9)「期待と不安が入り混じる将来。みんなはどんな準備をしてるの?」

 大学生活は将来の進路をじっくり考えられる重要な時期である。「キャリア・デザイン」への関心も高まる中、早大生は将来へ向けてどんな準備を心がけているのだろう。先月発行された『第20回学生生活調査報告書』から、実態を見てみよう。
<グラフ1> 将来、自分の進路のために最も必要とされる能力は?(複数回答可)
グラフ1:将来、自分の進路のために最も必要とされる能力は?

 はじめに、早大生は社会で活躍するために、どんな能力が必要だと思っているのかを調べると、「コミュニケーション能力」、「語学」、「学術的な専門知識」、「独創性・創造力」という回答が、それぞれ30%を超えている。(グラフ1参照)。学年別の集計も、この上位4項目は若干の変化のみで、上位を占める。

グラフ2:将来の進路に向けての準備
 グローバル化が唱えられる中で、早大生は「コミュニケーション能力」を必要不可欠能力と認識して他者との良い関係を築こうとしているようだ。そして、その一つの手助けとなる「語学」能力も重要視している。「学術的な専門知識」の回答率が高いのは、漠然とした将来を切り拓くために学問・研究の力が重要と感じている者が多いためだろう。そのことは、「現在している、将来に向けての準備は?」という問いの答えに、「学問研究」が最も多く選ばれたことからも分かる(グラフ2参照)。ここでも「留学・語学習得」の回答率は高く、語学に関しては、具体的な行動を起こしているようだ。また、「特になし」と答えた人が15.7%いたが、学年別のクロス集計を見ると学年が上がるごとに減少している。高学年になるにつれ、自分の進路が明確になり、具体的な行動に移っているようだ。

 将来について不安になる時、他人の動向は気になるかもしれない。けれど、人に個性があるように、「キャリア・デザイン」も十人十色。今回のデータは、あくまで参考として、自分の将来について真剣に取り組んでほしい。

データ出典:『2001度第20回学生生活調査報告書』P34,36 【URL】http://www.waseda.jp/student/research/

(2001年11月22日掲載)