特集
| TOP PAGE  | 特集   |

こんなにあるインターンシップ 選ぶのはあなた!

 インターンシップとは、学生時代に一定期間、自分の専攻やキャリアプランに関連する企業・自治体・NGO等で実務研修を体験するプログラムのことで、賃金を得ることを目的とするアルバイトとは異なる。日本ではまだそれほど普及していないが、欧米では夏季休業などを利用して企業や政府機関等でインターンを経験することはごく普通になっており、本学もこのプログラムに積極的に取り組んでいる。大学のインターンシップの目的は、目的意識の昂揚と就学の動機付けである。
 本学でインターンシップの窓口となるのは、オープン教育センターと就職課の2箇所。また、国際教育センターでも直接応募できる国際機関等のインターンシップ情報を提供している。
 本特集では、情報提供箇所別に、それぞれが提供しているインターンシップについての情報や特徴などを分かりやすくまとめてみた。ぜひ、インターンシップも視野に取り込んで、あなたのキャリアプランを考えてみてはいかがだろうか?


◆単位がとれるインターンシップ!「基礎演習科目」
【窓口】オープン教育センター
1.概要
 オープン教育センターのインターンシップは2つ。1つは基礎演習科目。2001年度は行政、国際貢献、ベンチャーの3つのコースから成っている。あと1つは、日本貿易振興会(JETRO)のインターンシップだ(詳細はオープン教育センターホームページにある募集要項参照)。ここでは、「基礎演習科目」について説明する。
 今年度からできた「基礎演習科目」では、授業の一環としてインターンシップを取り入れている。授業なのでもちろん単位取得もできる。今年度はこの科目では86人の学生が、各コースの受け入れ先に派遣された。インターンシップ受け入れ先は38企業・団体で、国内外のみならず海外の就職先も提供されている。
 3つのコースの特徴は次のとおり。
  1. 行政コース:将来公務員、政府関係機関の職員を目指し、現実の社会の問題に対する理解を深め、社会に出るための予備教育を充実させるコース
  2. 国際貢献コース:国際分野での業務および異文化交流に関する基礎知識を提供し、かつ国際分野でのインターンシップの実地経験を通じて、将来のキャリア設計に役立つ予備教育を行うコース
  3. ベンチャーコース:自主・独立・独創を行動規範とする起業家に身近に接触し、ベンチャーへの挑戦の楽しさや、苦悩、経営方法等を理解することを目的とするコース
2.受け入れ先企業・団体について
【行政コース】 文部科学省7人、国土交通省地域づくりインターン2人、日本政策投資銀行1人、東京都庁5人、埼玉県庁3人、新宿区6人、中野区6人など
【国際貢献コース】 JETROハノイセンター2人、JICA国際協力総合研修所1人、JICA東京国際研修センター4人、JODCコンサルティング室3人、JODCバンコック事務所1人、JICAプロジェクトによるマダガスカル・ベトナム6人、ドイツNRW州6人、JHP学校を作る会、自己開拓のNPO/NGOなど
【ベンチャーコース】 ウェルインベストメント(株)2人、グローバルベンチャーキャピタル(株)2人、(株)エッジ3人、(株)ザックコーポレーション2人、メディアポート(株)2名、(株)セプティ−ニ1人など

3.特徴
  1. 卒業算入単位になる
  2. 対象者は2年生以上(来年度は全学年を対象とする予定)
  3. 事前演習では、キャリアの作り方や考え方、社会に出てのマナーや政策形成過程を学び、行政・国際貢献・ベンチャーの現状を知り、そのあるべき姿をディスカッションする。事前にオリエンテーションも行っている。また、事後演習では、各人の就業体験についてプレゼンテーションも行い、個人的な体験を共有し、学部を超えて集った多様なものの見方、考え方に触れる。
  4. インターンシップ実施時期・期間はいずれも8月から9月中旬の夏季休業期間中で「行政コース」1〜3週間、「国際貢献コース」3週間、「ベンチャーコース」3週間(2002年度ベンチャーコースは3週間〜2カ月を予定)。
4.今年度のインターンシップ報告会
 公開インターンシップ報告・討論会「インターンシップとは何か〜どのようなメリットがあるのか〜」

【日 時】12月1日(土)15:00〜17:00
【会 場】西早稲田キャンパス 14号館 B101教室
【プログラム】基調報告・ディスカッション(行政コース1人・国際貢献コース1人・ベンチャーコース1人・JETROインターン生1人)、16:10パネルディスカッション学生・受入機関関係者・大学担当教員、司会・縣 公一郎政治経済学部教授、コメンテイター・山内 幸治(ETIC.)、17:00閉会

 詳細は学部事務所で配布中の『オープン教育センターガイドブック』またはホームページを参照しよう。

○ オープン教育センター 03(3204)9196
【E-mail】open@list.waseda.jp
【URL】http://www.waseda.jp/open/internships/


◆幅広い企業が対象!自分で自由に選ぶインターンシップ
【窓口】就職課
1.現状
 就職課でのインターンシップは97年度から始まり、初年度は26企業が本学学生を受け入れ、2000年度には、70企業・団体まで増えた。2001年度は夏だけで日本IBM、東京ガス、日本銀行、ソニー、東芝、トヨタ自動車、博報堂、三菱商事等48企業(本学インターンシップ生96人参加)で受け入れられた。最終的にはさらに多くの企業数になると思われる。これらのインターンシップについての募集情報は掲示するとともに、教学支援システムの就職課「お知らせ」に一覧を掲載し、誰でも閲覧できるようになっているので、ぜひそちらをみてほしい。

2.受け入れ企業・団体の選定について
 就職課ではインターンシップを「勉学のモチベーションを高めること、社会を学ぶこと、自己の強み・弱みを知ること等」のためと位置付け、採用に直接結び付けていないか、プログラムは充実しているか、期間の設定はどうか、傷害保険はどうかについて全て審査をした上で受け入れ企業・団体の選定を行っている。

3.特徴
  1. 応募からインターンシップまで学生個人が自分の責任で行う
  2. 就業体験前後の講義はない
  3. 給料(アルバイト料)、交通費が出るものが多い
  4. 3年生以上、修士1年生以上を望む企業が多い
  5. 募集時期は4月〜、10月〜、1月〜
  6. 実施時期は夏休み、冬休み、春休み中の約2週間位
 具体的な企業・団体名などの詳細は教学支援システムまたは就職課掲示を参照しよう。

○就職課 03(3202)4332 
【E-mail】placement@list.waseda.jp
【URL】http://www.waseda.jp/open/internships/


◆国際舞台を体験するインターンシップ
教え子の子どもたちと
AIESECの研修生としてインド カルカッタのロレットデイスクールにて小学校の先生を経験。教え子の子どもたちと。
アジア太平洋研究科国際関係学専攻 修士課程2年 小原(こばる)愛子さん
 下記の国際機関などでもインターンシップを受け入れている。これらは、直接自分で実施機関にアプローチすることになる公募制となっている。なお、原則としてインターンとして受け入れてもらうには自分の専攻と密接に関係していることが条件となる。
『VOLAVTE2001 早大生のための海外留学・研修の手引き』国際教育センター、2001年4月より。

国際連合
国際協力事業団(JICA)
外務省(在外公館派遣員制度)
国際経済商学学生協会(AIESEC)


<基礎演習科目のインターンシップに参加した学生の声>
文部科学省で就業実習した岡本泰子さん(政経3年)
文部科学省広報室吉田靖室長と共に
文部科学省広報室吉田靖室長と共に(中央が岡村さん)インターシップ実習中に打ち上げられたH-IIロケット模型も見える。
 専門家による大学の事前研修プログラムを受けることができました。中でも 、行政コースの政策決定演習では、自分たちで実際に身近な問題を想定して、そこから解決策を導くロールプレイングを行ったり、講義で政策決定における組織全体の動きを理解することができました。私は大臣官房という文部科学省全体のとりまとめの部署にいたこともあって、実際に各局の記者発表や広報誌編集など省全体に関わる業務をする上でとても役立ちました。
 加えてキャリアセミナーで自分のキャリアプランを作成したりすることで、「働く」ことの意義や自分はどういう働き方がしたいのかを、根本的に考える機会を得ることが出来ました。これらは個人で応募するインターンシップでは得られない大きな魅力だと思います。

奈良県川上村役場で実習した佐野耕作さん(法3年)
奈良県吉野郡川上村役場のスタッフと
奈良県吉野郡川上村役場のスタッフと(中段中央が佐野さん)
 「仕事っていうのは、自分のためにするものだ」。これはインターン中ある人の言葉です。公務員という職にありながら自分のために仕事をしているのだと言い切るその考えには違和感を覚えました。しかし、2週間インターンをすることでその意味がおぼろげながら理解できるようになりました。それは自分の好きな仕事をすべきだということです。役場職員の例でいえば村のために働くという仕事が好きだからその仕事をしているのだということです。好きな仕事をしていればやはり生き生きしてくるものですし、具体的には仕事の成果としてそれがあらわれてくるはずです。それは直接的には村のためになりますし、今後の自らの仕事の原動力にもなると思います。つまり、「自分のためにすることでそれが村のためになる」、そういうことをおっしゃっていたのだと思います。

ドイツ三和銀行で就業実習を行った峰間絢子さん(商3年)
ドイツ三和銀行のスタッフと
ドイツ三和銀行のスタッフと(右から3番目が峰間さん)
 ドイツ人マネージャーはとても厳しかった。自分にも他人にも厳格なドイツ人が多い。ドイツ人は初心者であっても学生であってもその職場にいるという限りプロとしての意識を要求してくる。日本のような、新人研修などまずなく、企業側としてもはじめから仕事のできる人しか採用しない。私の指導者は、社会人として1.高度な専門知識と技術、2.良好な人間関係、3.忍耐力、ストレス対処能力、の3つが必要だとおっしゃいました。仕事は会社に入ってから学ぶという従来の日本的発想から今後は欧米式に、qualification のない人は就職することさえ難しくなっていくでしょう。

(2001年11月22日掲載)

| TOP PAGE  | 特集   |