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プロのオートレーサーとして今年5月にデビュー戦を飾った!
新村 嘉之さん

新村 嘉之さん

■しんむら・よしゆき
 1978年東京都生まれ。理工学部情報学科6年。今年5月にオートレーサーとしてデビュー。現在は船橋地区に所属。レースにはコンスタントに出場している。近日の開催日は10月28日(日)〜30日(火)、11月11日(日)〜15日(木)。
 大学に入り、友達に連れられてレース場へ通ううち、オートレースの世界を志すように。「もともとバイクとか車とか、機械いじりが好きだったし、自然と興味が沸いて。どうせ働くなら好きなことを仕事にしたいと思ったんです」

 3年前から養成所にかかる費用をアルバイトで貯めるなど本格的に準備を進め、昨年養成所の入所試験に合格。しかし、オートレースは「走る格闘技」とも呼ばれる激しい競技。怪我、時には死の危険も伴う。反対する声もあったのでは?

 「いや、親の反対もなかったですね。たまに電話してもレースの話は全然しない。同居してる弟や妹の方が手がかかって、こっちまで気が回らないみたい。僕は無事ならOKって感じ(笑)」。自由で大らかに育てられた。その環境がいつも自然体でありたいと言う彼のスタイルにつながっているのだろうか。

 「ゲン担ぎはしたくないんです。モチベーションを保つにはいいのかもしれないけれど、それに頼りたくない。自然にしていて気持ちが保てなくなって負けたらそこまでの選手ってことです」。静かに語る姿に内面の強さがにじみ出る。

 「休日は先輩のところに行くことが多いです。いろいろ教えてもらったりして。今は先輩にベッタリですね」。しかし、先輩や同期もライバルのはず。お互いに敵対する気持ちはないのだろうか。「普段は全然ないです。仲間っていう意識の方が強い。レース場で闘う時は1人だけど、そこまでの過程には1人じゃできないことがたくさんある。独りよがりでは強くなれないと思うんです」

 穏やかな雰囲気は、極限状態を走るレーサーのイメージとはかけ離れているが、闘争心はいつ沸きあがるのだろう?「レース場でメットを被った瞬間です」。きっぱりと語る視線は真っ直ぐで強い。大器の予感。

(2001年10月25日掲載)

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