特派員・現場レポート

現場レポート:「登山者だから」 早稲田山系サークル合同クリーンハイク開催!

袋に入りきらないゴミをつぶす
袋に入りきらないゴミをつぶす
下山後、山小屋にてゴミを分別
下山後、山小屋にてゴミを分別(左から2番目は小屋のご主人)
社会科学部2年 杉山 雄太

 9月の下旬に、長野県の八ヶ岳南部、赤岳周辺の山域で「早稲田山系サークル合同クリーンハイク」を行った。この計画の主旨は、会の枠を越えて、さまざまな登山を知ることによりお互いの活動を発展させること。次に、散乱するゴミ、し尿の処理問題、植生へのダメージといった山での環境問題を自分たち自身の問題としてとらえ、自然環境に配慮した登山方法を紹介し、実践することである。
 清掃登山を中心に、し尿対策として携帯トイレの使用を試み、植生への影響を軽減するために軽登山靴の使用。既成登山道をそれないこと等を心がけた。また米のとぎ汁や残飯がでないような食事メニューも工夫した。
 当初はスーパーの小さなビニール袋1つで片付くだろうと予想していたのだが、実際の量に多さには驚かされた。そのためゴミ入れの袋を東京都指定の45リットルのゴミ袋に持ち帰ざるを得なくなった。キャンプ場にもゴミが多く見受けられた。また、山小屋によってはし尿を垂れ流したままにしているなど、その方法に問題のある所もいくつかあった。
 全行程を無事終了し、拾い集めたゴミを山小屋で処理していただくことになったのだが、クリーンハイクの主旨を説明すると快く引き受けてくださった(ねぎらいにいただいたコーヒーはとても美味しかった)。ゴミの総量は45リットル袋にして4つ。缶、ペットボトル、ビニール、タバコの吸殻、包装紙、トイレットペーパー、鉄クズなど内容はさまざま。中には、パッケージから相当古いものであると分かるものもあった。ゴミの中にトイレットペーパーとあるが、これは登山者が山中にて排便した際に放置したものが分解されず残っているものである。行動中のやむを得ない排便は仕方のないことではあるが、せめて紙は持ち帰るべきであろう。
 山の中で目に付くこういった風景はそのまま私たち登山者のモラルの表れとなっている。近年、山におけるマナーは向上の途にあるが、今回の結果を見る限りでは私たちの態度にまだまだ改善する余地はあるようである。

(2001年10月18日掲載)