早稲田スポーツ観戦記

2001.6.10
記念会堂 第59回 早慶バスケットボール定期戦

 今年はスゴかった! 自分が卒業生で早稲田好きだから、バスケットをするから、そんなことが理由ではない。全力を尽くすカッコ良さ。速くて、熱くて、一生懸命で、とてもいい試合を見た。

 まず、女子戦であるが、女子の場合は早稲田が昨年、関東学生選手権大会優勝、関東学生一部リーグ3位という経歴を持つのに対し、慶應は三部リーグ。何があるかが分からないのが勝負の常とは言えども、ここ数年は圧勝続きのため、観客も安心感を持って見ているのが分かる。鮮やかな3ポイントやスチールなど好プレーの連続。大方の予想とおり、今年も、82対32で圧勝! 意気揚揚と男子戦を迎える。

ガード・畑山陽一さん(人科4年)の3ポイントシュート!!  一プレイヤーとしては悔しいが、やはりバスケットボールは、男子戦が華である。高いジャンプ、スピード、そして力強いプレイで観客を魅了する。共に関東学生二部リーグで実力拮抗、永遠の好敵手である早慶。前半戦は早稲田有利に展開するも後半、ジリジリと慶應が追い、迫る。第4クォーター終了時点で、遂に同点となってしまった。

 2分の休憩を挟み、延長戦に突入。記念会堂の2階席にギッシリ埋まった観客は総立ち。一進一退、両者譲らぬ好ゲームに、一時も目が離せない。会場は興奮の坩堝。「早稲田、そこだ! いけーーー」「慶應、ディフェンス!」。随所から、大きな声援が飛ぶ。4クォーターを終え、疲労も溜まっているであろう選手たちの極限状態での精神力が試される時。オフェンス、ディフェンスとも一瞬たりとも気が抜けない。果たして勝利の女神はどちらに微笑むのか…。

 5、4、3、2、1…「ピーッ!」。試合終了を告げるホイッスルと同時に、観客の視線が一斉に得点板に注がれる。80対79! 「やったー!」。大きな拍手。ガッツポーズで応える早稲田の選手たち。抱き合うOB。沸きあがった大歓声で、記念会堂が揺れていた。思い出に残る素晴らしい試合を、どうもありがとう!

(ま)  


(2001年6月28日掲載)