第4章 マナー・情報収集・社会的関心について
 社会的関心

関心あれど関与なし?

 約95%は何らかの社会問題に関心を持っているが、
約70%がボランティア経験がない

 現在関心の高い社会問題に対する答えを全体で見た場合、「地球環境問題」、「経済問題」、「国内政治」、「国際政治」、「教育問題」がそれぞれ約3割、「司法・法律問題」、「医学・倫理問題」が1割余りと、それほど大きな偏りは見られません。もっともこれを学部別に見ていった場合、そこにはおのずと学部のカラーといったものが反映されます。例えば政治経済学部「経済問題」、「国際政治」、法学部「司法・法律問題」、教育学部「教育問題」、商学部「経済問題」、理工学部「地球環境問題」、国際教養学部「国際政治」といった、各学部の第一関心事は、その学部の専門を反映しています。この傾向は大学院についても同様でした。

現在関心の高い社会問題を選んでください[複数選択可] <所属箇所別>

 しかし、この関心を自分の問題にすることはたやすくありません。確かに流行のインターンシップはキャリアという私的なレベルで関心を具体化するのには役立ちますが、関心をミッション(社会的使命)に昇華し、自分の生き方にして社会に交わるには、ボランティアの方が良いと考えられます。この点で、回答者全体の7割以上が大学生になってボランティアを経験していない現実は、重く受けとめるべきです。多くの学生が自分の社会的関心を社会的関与にする機会を持っていません。ただ学部別に見ると、ラッキーな学生もいることが分かります。例えばスポーツ科学部の多くの学生は、自分の最も関心ある分野でボランティアに参加しています。学部に比べボランティア経験者の割合が多い大学院の中で、一際目立つのが日本語教育研究科です。ここでは科を挙げて外国人への日本語指導のボランティアに精を出しています。学生の社会的関心を社会的関与へどう結び付けるか。それをカリキュラムの在り方として考えれば、ボールは教職員の側に帰ってきます。

大学生になってからボランティア活動に参加したことがありますか?

経験のある人は主なものを教えてください

コラム

情報収集の手段

 過去5年間の経年変化を見ますと、大学に関する情報収集の手段は、主に「大学の事務所・掲示板」といったものから「Waseda-netポータルサイト」等のWebサイトに移行しています。個人のパソコン保有率が高まる中、情報収集は圧倒的にWeb媒体を通じてが主流となっていることが分かります。一方、「友人や知人の口コミ」が高い水準で増加傾向にあることも注目に値します。友人や知人とのコミュニケーションが貴重な情報源の一つとなっていると言えそうです。

大学に関する情報は主にどこから入手しますか
※2001年度の選択肢には「Waseda-netポータルサイト」、「大学のメーリングリスト」はない。

 また、社会に関する情報を得る主な手段としては、「新聞」、「TV」、「Webサイト」の3つが全体としては多くなっています。2001年度と比較してみますと、「TV」にはほぼ変化がありませんでしたが、「新聞」は約10ポイント減少し、「Webサイト」が約29ポイント増加しています。この経緯から数年後には、さらに「Webサイト」が「TV」と並び学生の主な情報収集方法となり、一方「新聞」はますます減少していくと言えそうです。

社会に関する情報は主にどこから入手しますか
※2001年度選択肢「インターネット」は「Webサイト」に読み替えた。
 2001年度の選択肢には「メールマガジンなどのメールサービス」はない。



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First drafted 2006 November 16.