私がスポーツ科学部への進学を決めた時、まさか自分が将来、パイロット訓練生として航空会社に就職するとは思ってもいませんでした。スポーツ科学部に入ったからには、将来の進路はスポーツに関わるものになるだろうと考えていたからです。

私は在学中、野球部に所属していました。野球部では志を高く持った仲間と努力し合い、少しずつですが成長することができたのではないかと思います。また、スポーツを通して、様々な経歴、経験、魅力を持った人たちと出会えました。トッププレーヤーを含む様々な選手が努力を重ね、上達するために練習をしている姿を実際に見ることができ、また、優秀なトレーナーやスタッフも、研究を重ね、成長する努力を続けていました。才能に頼るのではなく、技術や知識を向上させ、可能性を広げるために、なにより本人が一番努力していることを強く感じました。自分から学ぼうとすれば、いくらでも追及できる環境が大学にはあり、様々な人たちから、良い刺激をたくさん受けることができました。
私が進路を決定する上で考えたことは、自分がやってやると本当に思える仕事に就けたら幸せだろうということです。今まで野球を続けてきたように、やってみたいと本当に思えることなら、全力を出せると思ったからです。スポーツとパイロットという異なる道に進む不安もありましたが、それ以上に、挑戦した後の結果を見てみたいという思いがありました。スポーツ科学部での経験が、自分自身も可能性に挑戦しようと思うきっかけとなり、努力していくためのベースとなっているように感じます。
現在は訓練生として、飛行機の操縦に関わるライセンス取得のために日々訓練に励んでいます。うまくいかないこと、反省することばかりですが、同期と協力し、先輩や教官の方々からアドバイスをいただきながら、勉強の毎日です。
スポーツと飛行機という、一見全く関係のないような分野でも、努力し成長していくための土台は共通していることが多いと感じています。まだまだ訓練は始まったばかりですが、どんな一流のパイロットやスポーツ選手でも、初心者の時期があり、一流と言われるようになってもそれ相応の努力があると思います。今の私はゼロからのスタートですが、スポーツ科学部でスポーツを自分なりに追求してきたように、今後も日々挑戦を忘れず、少しでも多く成長できるよう努力を続けていきたいと思っています。
2009.07.07 update