インターンって知ってますか?
正しくはインターンシップ。企業である期間実際に働いてみて、働くってどんな感じなのか、その企業の仕事内容はどんなものなのかを知ることができる制度です。
スポーツ科学部にもこのインターンを経験するチャンスがあります。その名も「スポーツビジネス実習」。大学3年生になると受講できる授業で、学部が用意してくれたリストの中から希望する企業を選び、選考に通過するとインターンをすることができます。リストには日本サッカー協会やJリーグのクラブチーム、朝日新聞、ロサンゼルスドジャースなどがありとても豪華です。
私もこの授業を選択し、アディダスジャパン株式会社でのインターンシップを経験しました。アディダスでの研修ではジャイアンツとのパートナーシップ契約の一環で東京ドームのベンチ裏でユニフォームを畳んだり、全日本少年サッカー大会でアディダスがどうスポンサーシップを行っているかを知るためにJビレッジに見学に行ったりと、色々なことを経験させてもらいました。
中でも印象的だった研修は「PWH研修」。PWHとはPromossion Ware Houseの略で、サッカー日本代表のユニフォームを一括で管理している倉庫です。横文字でかっこいいかもしれませんが、何をやったかと言うと力仕事でした。ダンボールを運んだり、ユニフォームを畳んで合宿の荷造りをしたり…。驚いたのはこうした仕事をアディダスの社員の方がやっていることです。それまで私はアディダスの社員なんだから有名選手と契約したり、かっこいいCMを流したりするのが仕事だと思っていました。しかし、実際はこうした裏方の仕事をしっかりこなしているのを知ることで自分が持っている仕事のイメージとのギャップを痛感しました。
このインターンシップで学んだものの中で一番大きなものは、スポーツビジネスといえど重要なのは「人」ということです。全日本少年サッカー大会に見学に行った際、担当の方が「たった30分の開会式のために片道3時間もかけて福島まで行く。こういうのが大事なんだ」とおっしゃっていました。こういった細かいところに気を使い信頼関係を築くことが何より大事なのです。ほかの社員の方も東京ドームのジャイアンツ戦には毎日現場に行き、選手が帰るのを待ってから夜遅く帰宅したりしています。こうして築き上げた信頼関係が選手との契約、スポンサー契約などさまざまビジネスの現場に活きてくるのです。机上の空論で学んだ理論ももちろん大事ですが、こういったことを現場で学べたことは非常に大きかったと思います。

インターンに参加することで、こうした現場の苦労や意外な仕事内容など外からではわからない情報を知ることができます。また、一人のスポーツファンとしてプロスポーツの現場を体感できることも有意義だと思います。みなさんも入学したら、ぜひインターンを経験してみてください。
2008.05.30 update