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早稲田大学スポーツ科学部

スポーツ科学部授業紹介

スポーツ映像からわかることとは?
「スポーツ情報処理」誉田 雅彰教授

スポーツ科学部 4年 中村 真志

スポーツに励んだ者ならば誰しも、録画された映像を見て自分の動きをチェックしたり、チームの陣形や動きを分析したり、トップアスリートのパフォーマンスを真似てみたり、といった経験があると思います。その結果、勝利につながる‘何か’を発見した、という人も中にはいるのではないでしょうか。

下半分の全ての点のR(赤)の値を0にした画像

スポーツ映像から得られる情報のなかでも、動きに関する情報の多くは、しかるべき条件がそろっていれば、映像から直接数値化することが可能です。飛んでいくボールの速度、関節が発揮した力、ターゲットになる物体の実座標上での位置とその変化など。こうした数値を調べることで、スポーツ動作をよりくわしく分析することができます。

プログラム名:ball_speed.リリースから,ボールが画面上よりフレームアウトするまでの速度を算出し,最高速度を計測することができます.

ところが、この映像というものは私たち人間から見れば意味のあるものでもコンピュータにとってはただの数字の集まり(カラー映像の場合はR(赤)、G(緑)、B(青)の3つの数値の集合)でしかないので、ここから選択的に位置情報などを取り出すには様々な工夫が必要となります。スポーツ情報処理の授業では、画像処理やプログラミングといった技術を通じてこの工夫を学んでいくことを目的としています。

今年のゼミ合宿の様子、軽井沢セミナーハウスにて

初めのうちは、画像上の一部の点からRを取り除いたり(図)、カラー画像をモノクロにしてみたりと簡単なことから始めますが、後半になると体にはったマーカーの動きを自動追跡したり、三次元上でのマーカー座標の算出やそれを基にした解析など、やや高度な内容も扱っていきます。

だいぶ難しそう(!?)な感じではありますが、スポーツ科学部でも数少ない、本格的にプログラミングを学ぶことができる授業ですので、コンピュータに強くなりたい人にはぜひお勧めです。

2009.11.30 update