スポーツ教育基礎演習では、前半を友添秀則先生が、後半を吉永武史先生が担当されています。50人弱のクラスで、アットホームな雰囲気のなか、毎回楽しく授業が進められています。

前半は「よい体育授業とは?」をテーマに、スポーツ教育の理論を学んでいきます。生徒に提供する教材や授業中の先生から生徒たちへの言葉かけなど、毎回さまざまな視点から体育授業について考えていきます。大学の授業というと先生がただ淡々と話を進めていくというイメージが強いかもしれませんが、スポーツ教育基礎演習では、私たち学生が自分たちの意見を述べたり、グループでディスカッションしたりする機会が多くあります。「よい体育授業とは?」という問いに対する答えは1つではないので、学生一人ひとりが持つさまざまな思いに耳を傾けることはとても勉強になります。

後半では、前半に学んできたスポーツ教育の理論を踏まえて実践的な取り組みを行います。実際にゴール型ゲームやネット型ゲームなどへ取り組むことによって、よい教材や効果的な授業の進め方について考えていきます。「どのようにしたら、生徒がゲーム中にもっとボールに触れることができるようになるのか?」や「どのスポーツを教材として選べば、生徒が自分たちで作戦を立てて、プレーできるようになるのか?」…こういった課題は、教材の工夫や先生からのフィードバックによって解決できるということを学んでいきます。

例えば、バスケットボールの試合中に生徒のボールに触る機会を増やすという課題に対して、ゲームを行う人数を5対5ではなく4対4にしてみます。これを実際に私たちが行ってみてコートに入った人の何パーセントがボールに触ることができたのか確かめ違いを見ていきます。5対5よりも4対4のほうがボールに触れる人数の割合が増えたことがわかれば、次は3対3ではどうなるのか試してみます。このように何事も自分たちの目で見て、体験して学ぶことができることがとてもおもしろいと感じています。

スポーツ教育基礎演習を受講している学生の多くが、将来、中学校や高校の保健体育の先生になることをめざしています。私自身は、保育士の資格を取得して、保育園で子どもたちに運動やスポーツを教えたいと思っています。その夢がいつか実現したとき、子どもたちが笑顔で運動やスポーツに取り組めるような指導を行うためには、理論と実践の両面からスポーツ教育を学んでおく必要があると思います。そのような意味では、このスポーツ教育基礎演習で学ぶ内容は大いに役立つものであると思います。
2009.08.20 update