「早稲田社会学会」は社会学専修卒業生・教員・大学院生等によって構成され,現在,年に2〜3回の研究例会と講演会,学会大会および研究助成等の活動をおこなっています。1955年には,学会機関誌『社会学年誌』を創刊し,2000年現在で第41号を刊行しています。

 「早稲田大学社会学院生研究会」は,同大学大学院文学研究科社会学専攻に所属する大学院生を主体として,1985年に設立された研究会です。設立の主たる目的は,社会学を学ぶ大学院生が互いに知り合い啓発しあうこととし,会員各自の専門分野を越えて「社会学的想像力」を刺激しあうために,毎年数回の研究会を開催しています。会員には他研究科,および他大学の院生も若干含まれており,興味・関心を等しくする会員たちによる複数の研究会が,派生的に成立しています。
 1991年には,機関誌『ソシオロジカル・ペーパーズ』の刊行を開始しました。この機関誌は会員の論文を中心に,修士論文の要約や書評,学会レポートなどを掲載するものであり,年1回発行されています。


 アルフレッド・シュッツ文庫(The Alfred Schutz Archive Established in the Memory of Alfred and Ilse Schutz)」(略称:早稲田大学シュッツ文庫)は,シュッツの遺児エヴェリン・S・ラング氏とG・サーサス,L・エンブレー,I・スルバール各氏のご尽力により早稲田大学文学部社会学研究室に開設されました。ホームページからは,所蔵している資料リストおよび「アルフレッド・シュッツ生誕百年記念国際会議」のプログラム,参加者リスト等を見ることができます。

 社会学専修は早稲田大学文学部学術情報データベースに監修協力しています。

●正岡寛司 炭砿労働者の閉山離職とキャリアの再形成

 われわれの研究の目的は,1971年の「大閉山」によっていっせいに解雇された男性砿員たちの閉山後のライフコースをあきらかにすることである。20世紀における産業構造は,エネルギー転換〜石炭から石油,そして原子力発電へ〜によって1つの大きな変動の契機を与えられた。この変動が,すべての人びとの生活および意識に劇的な変化をもたらしたことはいうまでもない。しかしなかでも,エネルギー革命の影響を受けた企業がある日突然閉鎖を決定し,そのために職業を失うことになった大量の石炭労働者は,新しい職業,生活様式や生活態度,地域移動,新しい住宅,子どもたちの転校など,生活の全般的な変更と再組織化を迫られた。われわれはその実像の理解を目指している。

●長田 攻一・坂田 正顕 現代に生きる四国遍路道 四国遍路の社会学的研究

 このホームページは,早稲田大学道空間研究会による「現代四国遍路と遍路道に関する社会学的調査研究」 の研究成果の一部を学術データベースとして公開することを目的として開設するものです。当研究会では,道という空間を媒介にして生成する社会文化過程を社会学的視点から探求することを目的に,これまで主として現代四国遍路道を研究素材に各種社会調査を実施し,その実態を追究してきました。本ホームページでは,目次にあるような構成のもとに,これまでの研究成果の一部をマルチメディア系情報 として公開するものです。

●浦野正樹 災害の社会学的研究への招待 災害の社会学的影響に関するデータベース

 早稲田大学の災害社会研究グループでは,阪神・淡路大震災以前から災害研究を続けており,災害の理論的研究に加え,東京や静岡を中心とした自主防災活動や防災まちづくり活動に関する調査研究,雲仙普賢岳噴火災害の中長期的な災害過程や阪神・淡路大震災の生活再建に向けての復旧・復興過程の調査研究等を続けてきました。
 このデータベースでは,そうした成果の一端と災害の社会学的研究の動向を紹介しています。市民の皆さんが,安全な社会づくりを目指したとりくみをするさいの手がかりにもなれば幸いです。

 早稲田大学大学院文学研究科に提出された修士・博士論文タイトル一覧です。


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