ようこそ!辻内研究室へ
本研究室では、幅広く「医療人類学」に関する研究を行っています。
ひとことで「医療人類学(Medical Anthropology)」と言っても、そこには様々な捉え方があります。
今では古典的名著となっている"Medical Anthropology(1978)"を著したG.M.Foster & B.G.Andersonは次のように述べています。
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医療人類学とは、医療システムの通文化的研究を通して、健康と病気の発生に影響を与える生物生態学的および社会文化的要因について、現状と人間の全歴史を比較文化的に注目しようとするものである。
ここには、大きく「文化人類学」や「社会人類学」といった人文社会科学的な角度から医療を見つめようとするものと、「生態学」や「行動科学」といった自然科学的な角度から医療を探索しようとする、ふたつの学問的姿勢が含まれています。
わが国に、医療人類学を定着させた波平恵美子氏は『医療人類学入門(朝日新聞社,1994)』の中で次のように解説しています。
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医療人類学は、病気とは何か、それはどのような状態を指し、また何が原因で病気になったのかについての人々の考え方である疾病概念、病気になった人々が考えたとき病人や周囲の人々がとる対処の方法、およびその知識、特定の治療者が治療行為をすることを認めたり新たな治療者を養成する制度、またはその治療法を社会が承認したり伝承したりする制度、疾病観念や治療方法と直接結びつく身体観念など広範なものを研究の対象とする。そして、研究や分析の方法論には文化人類学的方法論を用いる。
これらを簡潔にまとめた定義に次のようなものがあります。
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医療人類学とは人間の諸活動における広義の「医療」を文化人類学的な立場から研究調査する学問的実践である。(池田光穂,1997)
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代替医療を含む「非西洋医療」の合理性の理解と、生物医学に代表される近代医療の課題を克服していく視点を提供する学問的枠組みである(武井秀夫,1985)
本研究室では、文化人類学という人文社会科学的アプローチと、心身医学という自然科学的なアプローチを融合させて、現代社会に存在する様々な現象・様々な問題を探求していきたいと考えています。
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