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フォトジャーナリズム班



 “A picture is worth a thousand words.”  
 「一枚の絵(写真)は一千語に匹敵する」、または意訳して「百聞は一見に如かず」。  

 この有名な一文が端的に表すように、写真には文章では表現出来ない力があると私は信じている。ふだん何気なく目にするウェブや新聞のニュース写真も、単に出来事を伝えるだけではなく、見た人の目を引く工夫が凝らされている。「なんてことだ」「あっ綺麗」と写真に興味を持って記事を読む、こうした「ニュースに人を惹き付ける力」は報道写真の真価であるはずだ。  

 近年、報道価値がある(newsworthy)にもかかわらず、大手メディアによってあまり報道されない事象が少なからず存在するように思う。現代の社会問題を映し出したニュース性の高いデモやイベントが、新聞やテレビの報道において極端に小さく扱われ、時には“スルー”され、疑問を抱くことが増えてきた。こうした状況は、最近では「報道しない自由」と世間で揶揄され、マスコミ批判へと結びついている。  

 そこでフォトジャーナリズム班では、そのような社会の注目を必要として声を上げる人々の姿にスポットライトを当て、写真というメディアでもって一端を伝える。実際に現場に足を運び、自分の目で確かめ、「傍観者」ではありながらも彼らのメッセージを受信し、社会問題を考え直す機会としたい。今回は、より広くかつ丁寧に報道されるべきだと感じた反原発デモとセクシャル・マイノリティのイベントを追いかけた。(宮野翔平)  

 

ゼミジャーナル vol.2

ゼミジャーナル vol.1

シリーズ・記者インタビュー2010

シリーズ・放送人インタビュー2011