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  コンピュータの普及により生産情報システムの構築が多く行われています。しかし,利益をうみ出す生産方法および生産管理方法は企業の永遠の課題であり,追求し続けていかなければなりません。生産を取り巻くさまざまな状況に適応し,どのような製品を,いつ,どのくらい,どのように生産し販売していくべきかをダイナミックに意思決定を行う生産スケジューリング問題を中心に研究を行っています。本研究室では,このような問題に取り組むために,大きく分けて以下の2つの側面から研究を行っています。

   機能的な側面からの研究 

生産スケジューリング問題と中心に,生産プロセスを取り巻く様々な情報(受注情報,生産管理情報,処方情報,実績情報,進捗情報,在庫情報,出荷情報など)の利用方法について検討を行います。特に,サプライチェーンシステム,生産スケジューリングシステムにおいて,これらが扱う情報やものがどのように流れるべきかについて実問題を対象として研究を行っています。スケジューリングシステム構築時の開発標準の規定,サプライチェーンマネージメントにおける生産スケジューリング機能の融合方式などのテーマに取り組んでいます。

   システム化の側面からの研究 
 生産スケジューリングシステムの構築を目的として,システム化における基礎技術の応用を研究しています。
 ソフトウェア開発技術としてUMLを用いて,エージェント指向メンタルモデルの構築についてのテーマや,人工知能,知的インタフェースエージェント技術を応用した自己構築型スケジューリングなどのテーマに取り組んでいます。
   自己構築型スケジューリング手法の開発
 初期導入時およびメンテナンス時のシステム構築の煩わしさを排除することを目的とし、 スケジュール立案過程における操作履歴からマスタ情報やスケジューリング方法をシステ ム内で自己構築し、スケジューリング作業を支援する機能を開発しています。
 ユーザの行ったスケジューリング作業を学習する,ユーザにやさしいシステム の創造を目指しています。
   エージェント指向メンタルモデルの構築
 スケジューリング業務をメンタルモデルの切り口からオブジェクト指向分析を行い、 エージェント指向の分散型モデルを構築する手法を検討しています。
   スケジューリングシステム開発標準の規定
 従来の開発者の技量に依存していたシステム開発を、目的意識を明確にした開発標準として 規定します。これにより、スケジューリングシステム導入時の作業標準化、開発効率の向上、 および導入目標の明確化、導入効果の評価基準の明確化に寄与します。
   SCM(Supply Chain Management)における生産スケジューリング機能の融合
 企業全体のSCM構築に向けた生産スケジューリング機能の利用形態を整理し、スケジューリングシス テムの機能、および他システムとのインタフェースを明確にすることを目的とし研究を行っています。