| 現代政治領域 |
現実の政治の中では、政治家や政党が不可解な行動をとったり、選挙の結果が期待通りでなかったり、思いがけないような政策転換や制度改革が起こったりすることがあります。おそらく、みなさんがはじめて政治に興味をもつようになったのも、このように身近に見る政治的事件や政治的現象がきっかけとなっているのではないでしょうか。
現代政治研究領域では、こうした経験を大切にしながら、現代政治がどのようなメカニズムによって突き動かされているのかを体系的に考えていきます。権力(パワー)、国家、民主主義、制度などといった、政治学において重要と位置づけられてきた諸概念を理解し、政治文化論、多元主義論、合理的選択論など古典から現代までの理論やモデルを学んだ上で、各人が自分の分析枠組みを構築できるよう指導し、研究を進めていきます。また、研究テーマの問題設定、仮説の構築、そして仮説の検証という、実証分析に必要とされるそれぞれのステップを重視し、方法論的観点からも適切なかたちで、各人がテーマに適した研究を進められるよう、配慮がなされます。
現在、この研究領域には、投票行動分析、政策分析、政党論、政治制度論、メディア論などを専門とする計6名の教員が在籍しています。研究指導教員決定後は当該演習を受講することとなりますが、サブアドヴァイザーに指名した教員の演習や本研究領域に設定されている講義科目にも、各人のテーマに合わせて、積極的に参加することが期待されます。さらに、教員全員が参加する領域合同指導は、普段接することの少ない教員から、新鮮なアドバイスを受ける、貴重な機会を提供します。
現代政治研究領域には、各人が自らの関心にあわせてテーマを選びつつも、体系的で洗練された学術的研究ができる環境が整っています。教員同士が協力しあい、そして院生たちも活発に議論しあって、グループとして領研究域を形成しているところが、他の大学の研究科にはみられない早稲田政治学研究科の特徴であり、魅力だといえるでしょう。