ごあいさつ
WASEDA'S Health Studyを開始するにあたって
心筋梗塞や脳梗塞、肥満、糖尿病、高血圧、がんなど生活習慣病や寝たきりを予防することは、本人のみならず家族が健やかに人生・生活を過ごしていくためには極めて重要です。こう言った病気は様々なライフスタイル(生活習慣)と密接な関わりがあると考えられています。
運動やスポーツ、座り過ぎの生活、食事、ストレスなど様々なライフタイルが、がんなどの生活習慣病にどのような影響をあたえているのかを解明することは、生活習慣病予防法を進展させるために大変重要です。また、生活習慣病におけるライフスタイルの影響をしっかりと見極めるには、人々を長期間観察することで、科学的に精査してゆくことが必要です。
そこで、早稲田大学校友の皆様の元気で長生き(がんや心臓病などで亡くならない、寝たきりや認知症にならない等)の秘訣を、ライフスタイル(運動やスポーツ、座りすぎの生活、食事、ストレスなど)の観点から明らかにすることを主な目的として、20年間に渡る長期研究を立ち上げました。
20年間という長期にわたる追跡調査を通じて、校友のみならず、日本国民の今後の疾病予防や寝たきり予防、ストレス対策に役立つ貴重なデータを社会に提供していきます。
本研究の趣旨を、多くの方にご理解いただき、皆様方ご自身の健康への意識を高めて頂くと共に、今後の更なる早稲田大学の発展のためにもご協力頂きたく、どうぞよろしくお願い申し上げます。
研究代表者/早稲田大学スポーツ科学学術院教授
岡浩一朗
WASEDA'S Health Studyとは、何ですか?
- Waseda Alumni's Sports, Exercise, Daily Activity, Sedentariness and Health Studyの略です(通称:早稲田大学校友を対象とした健康づくり研究)
- 早稲田大学校友の皆様の元気で長生き(がんや心臓病などで亡くならない、寝たきりや認知症にならない等)の秘訣を探るための研究プロジェクトです
- ハーバード大学でも、同窓生(男性のみ)を対象にした同様の研究(Harvard Alumni Health Study)が行われており、本研究はそれに匹敵する優れた研究を目指しています
- 校友会と連携するとともに、公益財団法人パブリックヘルスリサーチセンター(奥島孝康理事長)と共同でプロジェクトを進めていきます