所沢キャンパスでの健康・体力測定
本研究の参加申込みにおけるユーザー登録を登録専用Webサイト(https://wasedas-health-study.jp/)よりしていただきますと、登録いただきましたeメールアドレス宛てに、Dコース参加に対する案内eメールが届きます。その案内eメールに記載されている方法にしたがって、研究への参加をお願いします。
Dコースの健康調査の内容は、以下の4つです。
- インターネットによるアンケート調査への回答(毎5年に1回、計4回)
- 郵送による1週間の活動量調査※(毎5年に1回、計4回)
- 所沢キャンパスでの健康・体力測定会への参加(毎5年に1回、計4回)
- アンケート調査の翌年から開始する健康関連情報の提供協力(毎年1回)
※歩数だけではなく、運動、家事やデスクワークなど、さまざまな活動の強度や実施時間を詳細に記録し、強度別の身体活動時間や座位行動時間、総消費カロリーなどを計測できる装置を用います。
アンケート調査について
アンケート回答に要する時間は、毎回30分程度です。お聞きする調査内容は以下の通りです。
【調査内容】
- 心身の健康状態:現病歴、服薬状況、主観的な健康感や生活の質、抑うつ、ストレス、ロコモーティブシンドローム、体の痛み、Body Mass Index(身長・体重)、腹囲
- さまざまなライフスタイル:身体活動・運動、座りすぎの生活、欠食、間食、飲酒状況、喫煙、睡眠の質、健康診断の受診
- 自宅、自宅近隣、職場の環境
- 身体活動・運動や座りすぎの行動に対する考え方
- 個人の特性:婚姻、同居、世帯収入、職業の有無などの社会人口学的特徴、通勤手段
1週間の活動量計調査ついて
所沢キャンパスでの健康・体力測定の際に、活動量調査の説明および協力のお願いをいたします。活動量調査の目的は、普段の身体活動や運動、座りすぎの生活の時間を客観的に測定することです。
活動量調査の内容は、①1週間の活動量計(左写真)の装着と、②装着日における生活記録表の記入です。
活動量調査は以下の手順で実施いたします
- 会場にて、活動量計、装着ベルト、生活記録用紙、返信用封筒をお渡しします。
- 本便到着の翌日より1週間(7日間)活動量計の装着および生活記録表の記入をお願いします。
- 調査期間終了後、同封の返信用封筒にて活動量計、装着ベルトおよび生活記録表をご返信ください。
なお、もし調査にご協力いただけない場合も、活動量計および装着ベルトは必ず返信していただくようお願い申し上げます。
※限られた数の活動量計を用いて多くの方に測定を行っているため、アンケート調査終了後1~2か月の期間で順に活動量調査へ案内いたします。何卒ご了承いただけます様お願い申し上げます。
健康・体力測定について
事前にご案内する日時に健康・体力測定を実施いたします。健康・体力測定に要する時間は、待ち時間も含め毎回3時間程度です。
健康・体力測定の主な項目および測定方法は、以下の通りです。
【調査内容】
- 身体計測:身長、体重、体脂肪率、腹部周径囲
- 血液検査:脂質代謝関連(中性脂肪、総コレステロール、HDLコレステロール、LDLコレステロール、 ApoA1、ApoB、酸化LDL、遊離脂肪酸)、 糖代謝関連(インスリン、グルコース、HbA1c)、 肝機能関連(AST、ALT、γ-GTP)、 炎症・ストレス関連(8-OHdG 、TNF-α、CRP、IL-6、MCP-1、 ビタミンD、活性型ビタミンD、PTH、コルチゾール、カテコールアミン、ACTH、成長ホルモン、IGF-1)
- 遺伝子多型解析(静脈血からDNAを抽出):脂質代謝関連(GCKR、LPL、APOA5、SORT1、HMGCR、APOE、ABCA1、LIPC、CETP、LIPG)、糖代謝関連(KCNQ1、CDKAL1、CDKN2B、TCF7L2、IGF2BP2、SLC30A8、HHEX、KCNJ11、MTNR1B、C2CD4A)、 肥満関連( FTO、SEC16B、MC4R、BDNF、ADCY3、MAP2K5、GNPDA2、TFAP2B、TMEM18、TMEM160)、身体活動関連(LEPR、GHRL、GHSR、DRD2、DRD4、MC4R)、 生体リズム関連(CLOCK、MTNR1B、CRY2、NR1D)
- 血圧、動脈硬化度(心臓足首血管指数)
- 腹部脂肪面積、腹部筋断面積、腹部脂肪面積、腹部筋断面積(MRI法によるの測定)
- 全身の骨格筋量・体脂肪量(DXA法による測定)※1
- 最大酸素摂取量(自転車エルゴメータにて測定)※2
- 身体各部の筋力
- 歩行速度・歩数
- 栄養調査:最近1か月間の食習慣・食事摂取
- 生活リズム・睡眠の調査
※1 二重X線吸収法(DXA法)で、全身の骨格筋量と体脂肪量を測定します。全身にX線を照射しますが、身体が浴びるX線量は微量であり、健康へ及ぼす危険はほぼありません。なお、測定には医師の鳥居俊もしくは放射線技師が立ち会います。
※2 自転車エルゴメータを用いて、全身持久力の指標である最大酸素摂取量を測定します。3分間安静時の心電図を測定した後、男性は30W、女性は15Wから1分間あたり15Wずつ負荷を漸増し、疲労困憊まで漕いでもらいます。測定中は、呼気ガス分析用のマスクを装着し、呼気ガス中の酸素と二酸化炭素の量を測定します。運動後は3分間マスクをつけたままとし、運動終了後の心電図と呼気ガス中の酸素・二酸化炭素の量を測定します。測定時間は約20分で、そのうち自転車を漕ぐ時間は約10分です。また、運動中は安全管理のため、心電図をモニタリングします。
健康・体力測定に際する注意事項
- 調査前日から激しい運動は控えてください。
- 採血は原則的に空腹状態で行います。健康診断の10時間前からの食事や飲酒はお控えください。 但し、水(水道水、白湯、ミネラルウォーター)は摂ってもかまいません。
- お薬を服用されている方は、通常通りに内服してください。当日、お薬手帳など服用している薬が分かるものをお持ちください。
- 測定には運動ができる服装でお越しください。また、室内用の運動靴と着替えをお持ちください。
健康関連情報の提供協力について
初回調査年以降、毎年、皆様が初回調査に参加されました月の初めに、健康関連情報の提供に対する案内メールが登録いただきましたeメールアドレス宛てに届きます。その案内eメールに記載されている方法にしたがって、情報提供の程お願いいたします。情報提供に要する時間は、毎回10分程度です。お聞きする健康関連情報は以下の通りです。
【情報提供内容】
- 要介護認定(この1年間で新規に介護認定を受けたか否か、認定月、認定度)
- 慢性疾病の罹患状況[この1年間で新規に以下の疾病に罹ったか否か:冠動脈疾患(心筋梗塞、狭心症、慢性心不全)、脳血管疾患、がん(胃、肺、肝臓、大腸、乳、子宮、前立腺)、慢性腎不全、高血圧、糖尿病、高脂血症、肥満、慢性閉塞性肺疾患、うつ、認知症、変形性関節症(膝、腰、脊椎)、骨粗しょう症、脊柱管狭窄症
※健康関連情報の提供に返信されなかった皆様には、ご返信ができない詳細の状況(死亡、入院、参加撤回)を確認するために、事前に登録いただきました緊急連絡先へeメールまたはお電話いたします。何卒ご理解および協力の程お願い申し上げます。
所沢キャンパスでの測定の日時について
後日eメールでお送りする測定予定日から希望の日時3つを選択し、eメールにてご返信いただけます様お願い申し上げます。
希望者人数を把握・調整後に後日折り返し、決定いたしました測定の日時をeメールにてご案内いたします。測定の日時は可能な限りご希望に沿えるよう対応いたします。
一度に測定できる人数に限りがございますため、万が一ご希望に添えない場合は別途、日時の再調整を研究実施者よりeメールにてご連絡申し上げます。