20世紀メディア研究所    The Institute of 20th Century Media
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■■【2010年】■■     
●―― 20世紀メディア研究所:第57回研究会のご案内 ――●

 12月に開催予定の20世紀メディア研究所の研究会のご案内です。
 お誘い合わせの上、ご参加いただけますようお待ちしております。

   ・日時 : 12月4日(土曜日)午後2時〜午後5時
   ・場所 : 早稲田大学1号館4階401号室
   ・資料代 : 500円

◇ 発表者:テーマ
  1)小野耕世 : 思い出の<原子力時代>(戦後1950年代までの児童文化状況の一側面)
  2)井川充雄 : 永末英一と世論調査(仮)
  3)有馬哲夫 : マッカーサーの「台湾義勇軍」

●―― 早稲田大学 20世紀メディア研究所 : 第56回特別研究会のご案内 ――●

  9月の特別研究会の概要が決まりましたので、ご案内をさせて頂きます。
  よろしくご予定頂きたくお願い致します。

 ◆◆◆ シンポジウム : 沖縄をめぐる日米情報戦 ◆◆◆

  日時:2010年9月20日(月・祝日)午後1時〜午後5時まで
  場所:早稲田キャンパス国際会議場・第二会議室

   司会:川崎賢子
   開会挨拶:山本武利

 ◆ 沖縄戦をめぐる心理戦 ◆
  1) 土屋礼子 : 連合国軍の対日宣伝ビラ
  2) 大田昌秀氏 : 沖縄戦における米軍の対日心理作戦

 ◆ 沖縄占領とメディア政策 ◆
  3) 門奈直樹氏 : 占領と民衆――米軍の言論政策
  4) 小林聡明 : 冷戦期東アジアの「電波戦争」と沖縄返還

 ◆ 全体ディスカッション ◆

* 定例の研究会とは、開催時間・開催場所が変わっておりますので、
  ご注意ください。

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  ◎◎◎◎◎ 史料集 刊行のご案内 ◎◎◎◎◎

  『 児玉秀雄 関係文書 』 尚友倶楽部 編集委員会 編
  同成社 刊
    T 明治・大正期  2010年5月刊 価格 7,500円(税抜)
                A5判 490ページ、カラー口絵8ページ
    U 昭和期   2010年8月末刊 価格 6,000円(税抜)
            A5判 378ページ、カラー口絵4ページ

◆ 寺内正毅内閣書記官長・関東庁長官・朝鮮総督府政務総監などを務め、
  政界の中枢で多岐に渡って活躍した植民地官僚・児玉秀雄のもとに残さ
  れた書簡・電報類を編纂。

◇ 初公開の史料群により、韓国併合からシベリア出兵、田中義一外交、五・一五事件
  に至る政治と軍の関係が明確となる貴重な情報が確認されている。
◇ 植民地支配の実態、植民地行政の課題や問題点の核心をつく史料群が注目される。

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☆「Intelligence」第1期(1号〜10号)のお求めは、文生書院での取り扱いとなりました。
 http://http://www.bunsei.co.jp/index.php/ja/hanbaidairi/books/523-intelligence.html/

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    占領期 新聞・雑誌 情報データベース : URL http://m20thdb.jp/
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●―― 早稲田大学20世紀メディア研究所:第55回研究会のご案内 ――●

   特集:プランゲ文庫所蔵資料による占領期研究―占領期データベースの効用

        ・ 日時 : 2010年6月26日(土)午後2時〜午後5時
       ・ 場所 : 早稲田大学1号館401教室
       ・ 参加費 : 無料

                司会:土屋礼子(早稲田大学)
   <特別報告>
      ・マクヴェイ山田久仁子(ハーバード・イェンチン図書館):
          ハーバード在学中の鶴見俊輔氏旧蔵の本について

   <<プランゲ文庫所蔵資料による占領期研究―占領期データベースの効用>>

     1 占領期データベースの現況報告:山本武利(早稲田大学)

     2 下田太郎(栃木県歴史文化研究会員):
         プランゲ文庫所蔵栃木県内発行雑誌・新聞について
            ──「疎開」と「上京」をキーワードに

     3 鈴木貴宇(早稲田大学オープン教育センター):
         占領期の東京風景を読む:プランゲ文庫所蔵視覚資料より

     4 杉森典子(カラマズー大学):
         新聞の皇室敬語簡素化への占領の影響
           ──CCD検閲、国語審議会、宮内省の方針とその実際

     * 開催時間・開催場所が変わっておりますので、ご注意ください。
       どなたでもご参加いただけます。
       お誘い合わせの上、ご参加いただけますようお待ちしております。

☆「Intelligence」第1期(~10号)のお求めは、文生書院での取り扱いとなりました。
 http://http://www.bunsei.co.jp/index.php/ja/hanbaidairi/books/523-intelligence.html/

☆☆☆ …………………………………………………………………………………
    占領期 新聞・雑誌 情報データベース : URL http://m20thdb.jp/
   …………………………………………………………………………………… ☆☆☆

◎―― 早稲田大学 20世紀メディア研究所からのお知らせ ――◎

  当研究所の活動に今年度もよろしくご理解、ご協力をお願い申し上げます。
  4月以来の動きをまとめて羅列いたします。
  なお次回の公開研究会は、6月26日(土)に開催します。

T 研究所の動き
@ 科学研究費データベース作成助成金(代表:山本武利)の復活
 2006年〜2008年まで継続し、2009年に不採択となっていた日本学術振興会の科学研究費占領期新聞データベース助成金の2010年度分は、4月はじめ採択の通知がありました。
 今年度は東海北陸、関東、東京の新聞の記事・広告を対象にします。

A 科学研究費基盤研究費(B)(代表:土屋礼子)の採択
  2010年から3カ年にわたる「民間情報教育局による戦後対日情報政策の実証的研究」に決定通知がありました。
 これは早稲田大学重点領域研究で認められた当研究所の課題「占領期・1950年代のアメリカの対日情報・文化戦略と日本・日本人」を推進することを目的としたプロジェクト研究で、すでにCIE研究会(非公開)を発足させています。

B インテリジェンス研究会の発足
 同じく早稲田大学重点領域の課題である日米のインテリジェンスの関係史を分析するインテリジェンス研究会を発足させています。
 これも非公開で出発しましたが、参加希望者も多いので、秋以降に公開する計画です。

C 『Intelligence』(第2期)の続刊と編集委員会の発足
 第11号を出すべく土屋礼子、川崎賢子、小林聡明の3氏による編集委員会が活動を開始しています。
 次号の原稿募集の締切りは9月末です。皆さまのご寄稿を望みます。

 ☆ 『Intelligence』第1期(〜10号)のお求めは、文生書院での取り扱いとなりました。
  http://http://www.bunsei.co.jp/index.php/ja/hanbaidairi/books/523-intelligence.html/

D 客員研究員の嘱託
 客員研究員は現在、加藤哲郎(早稲田大学客員教授)、春名幹男(名古屋大学特任教授)、川崎賢子、井川充雄(立教大学教授)、吉田則昭の各氏です。
 なお研究員は山本、土屋、堀真清、梅森直之、若田部昌澄、有馬哲夫の各早稲田大学教授です。

U 『占領期雑誌資料大系(文学編)』(岩波書店)第4巻の刊行
 「「戦後」的問題系と文学」を特集した第4巻が5月27日に発売されました。
 定価は5,800円(税別)です。
 * 詳細は、 http://www.iwanami.co.jp/series/index.html
 なお『読売新聞』(2010年5月9日付・朝刊)「空想書店」でロバート・キャンベルさんが『占領期雑誌資料大系(文学編)』を紹介しています。

V 客員研究員による著作刊行
 @ 川崎賢子『尾崎翠 砂丘の彼方へ』(岩波書店、4,500円)
  1930年前後に一連の作品発表後、彗星のように消え去った作家尾崎翠(みどり)の作品世界を読み解いた問題作です。斬新な作家像を時代のなかに提示しています。

 A 吉田則昭『戦時統制とジャーナリズム――1940年代メディア史』(昭和堂、2,800円)
  1940年代のジャーナリズムが戦時体制にどのような影響をおよぼし、戦後体制をいかに形成していったかを実証的、多角的に追究した話題作です。

W 吉村敬子氏の受賞
 昨年4月11日に当研究所主催で出版記念会を開いた吉村敬子『戦前・戦後検閲資料及び文書(1955年以前)−米国議会図書館マイクロ化資料チェックリスト』(全3巻、文生書院)が第12回図書館サポート・フォーラム賞を受けました。おめでとうございます。

X 関係者の公開講座の開催
 @ 山本武利「GHQ文書に見る占領期日本」
   全3回、7月8日〜7月29日
   朝日カルチャーセンター(新宿)
   http://www.asahiculture-shinjuku.com/

 A 石井仁志「占領期の写真を解析する」
   全4回、8月18日〜9月8日
   早稲田大学オープンカレッジ(早稲田校) [email protected]

早稲田大学 20世紀メディア研究所 : 第54回特別研究会のご案内

 早稲田大学 20世紀メディア研究所 第54回特別研究会のご案内です。
 先日の特別研究会(3月12日開催)には、多くの皆様にご参加をいただき、
 ありがとうございました。
 早速ですが、次回4月2日の開催予定の特別研究会のご案内です。
 占領期雑誌資料大系文学篇の刊行(岩波書店刊)を記念した特別研究会です。
 日頃研究会の参加できない遠方からの報告者もお招きしております。
 よろしくご予定いただけますよう、関係の皆様とお誘い合わせてお出かけください。
 お待ちたしております。

◎―― 早稲田大学 20世紀メディア研究所 第54回特別研究会 ――◎
     占領期雑誌資料大系文学篇刊行記念シンポジウム

  日時 : 2010年4月2日(金曜日)午前10時〜午後5時
  場所 : 早稲田大学 国際会議場 第2会議室(3階)
  参加費 : 無料

☆――プランゲ文庫と文学研究の現在――☆

・ 午前10時〜
 ・『占領期雑誌資料大系』文学篇編集の現場から
       編者代表挨拶 山本武利(早稲田大学)
  ・占領期雑誌資料大系 文学篇 編集委員による報告:
     宗像 和重(早稲田大学)
     十重田裕一(早稲田大学)
     川崎 賢子(早稲田大学)
・ 午後1時〜午後5時 :
  ・「プランゲ文庫を用いた文学研究の諸相」 
    ・ゲストスピーカーおよび報告者紹介
      ゲスト・スピーカー挨拶 : 黒川 創氏
                     赤坂真理氏
  研究報告・発表 : 各30分間の予定
   ・白土康代(日本文理大学):
        「東京行進曲」を奏でる地方誌『ゴー・ストップ』
   ・阪本博志(宮崎公立大学):
        占領期の大宅壮一
   ・時野谷ゆり(早稲田大学):
        検閲を受けた単行本 ―― 舟橋聖一『横になった令嬢』を事例として
   ・吉野貴庸(同志社大学ラーネッド記念図書館):
        円地文子『女坂』とプランゲ文庫
   ・谷口基(早稲田大学文学学術院):
       戦後ミステリー文学研究におけるプランゲ文庫の意義
   ・ゲストスピーカーによるコメント、問題提起
        黒川創氏
        赤坂真理氏
   ・質疑応答・ディスカッション(司会、川崎賢子)

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        『占領期雑誌資料大系』文学編
 【編者代表:山本武利 編集委員:川崎賢子・十重田裕一・宗像和重】
      <岩波書店刊、A5判、定価6,090円>

 『占領期雑誌資料大系 文学編』

   第1巻 戦争と平和の境界 1945・8〜1946・7 (既刊)
   第2巻 表現される戦争と占領 1946・8〜1947・7 (既刊)
   第3巻 破壊から再建へ 1947・8〜1948・7 (3月末発売予定)
   第4巻 戦後」的問題系と文学 1948・8〜1949・12 (進行中)
   第5巻  占領期文学の多面性 (進行中)
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第53回特別研究会:報告レジュメ

 *3月12日に開催致しました第53回特別研究会に参加できなかった多くの皆さまから、
  各先生のレジュメが欲しいとのご希望をいただきましたので、レジュメのWordファイルを
  保存しました。ダウンロードして、ご覧ください。

    ・ 春名幹男(名古屋大学) : CIC(対敵諜報部隊)からCIAへ
             ・→レジュメのファイルは、こちらです。
    ・ 山本武利(早稲田大学) : CCD(民事検閲局)からCIAへ
             ・→レジュメのファイルは、こちらです。
    ・ 加藤哲郎(一橋大学) : 保守政治家からCIAエージェントへ
             ・→レジュメのファイルは、こちらです。
    

●―― 早稲田大学20世紀メディア研究所:第53回特別研究会のご案内 ――●

 先にお知らせしましたように、当研究所は早稲田大学20世紀メディア研究所に改称しました。
 その第1回特別研究会として、以下の講演会とシンポジュウムを行います。

   ・ 日時 : 2010年3月12日(金)午後2時〜午後5時
   ・ 場所 : 早稲田大学1号館401教室
   ・ 参加費 : 無料

     ☆――占領期日本へのCIAの浸透――☆

  1 講演   春名幹男(名古屋大学) : CIC(対敵諜報部隊)からCIAへ
          山本武利(早稲田大学) : CCD(民事検閲局)からCIAへ
          加藤哲郎(一橋大学) : 保守政治家からCIAエージェントへ

  2 シンポジュウム  占領期日本へのCIAの浸透について
          春名幹男 / 加藤哲郎 / 山本武利
          司会 小林聡明(大阪市立大学)

* 開催場所が定例の研究会とは変わっておりますので、ご注意ください。
 いつものようにどなたでもご参加いただけます。
 お誘い合わせの上、ご参加いただけますようお待ちしております。

* 4月の研究会は、4月2日(金曜日)国際会議場にて開催いたします。
  よろしくご予定ください。

早稲田大学20世紀メディア研究所からのご挨拶

 新年おめでとうございます。
 新春早々で恐縮ですが、いくつかのお知らせとお願いを申しあげます。

 1 早稲田大学20世紀メディア研究所への名称変更

 このたび20世紀メディア研究所は、早稲田大学の重点領域研究のプロジェクト研究所として認証され、大学から活動資金の援助をえることになりました。
 当研究所は2001年に呱々の声をあげ、以来細々と活動してまいりました。主としてプランゲ文庫の雑誌データベースの作成や、その推進のための研究会や研究誌『Intelligence』発行を行ってきました。
 かつて早稲田大学総長からプロジェクト研究所の設立を慫慂されましたが、大学から一定の距離を置いた自由な活動を行うのには、プロジェクト研究所の形を取らない方がベターと考え、科学研究費を中心とした外部の競争的資金を軸に今日までなんとか維持してきました。
 しかし雑誌データベース完了後、新たに新聞データベースの作成に取りかかったため、活動費用が増加し、研究所の自主的な運営がかなり難しくなりました。学外で借りていた事務所の家賃負担解消のため、2006年から政経学部の現代政治経済研究所から一室の提供を受けることになりました。
 また2002年の雑誌データベースのインターネットの無料公開にともなうサーバー維持費やデータ改善費の一部の費用援助を学部から受けてきました。したがって財政的に大学から独立してきたわけではありません。
 昨年秋に科学研究費と同じ競争的資金でありながら、それよりも使用に比較的に自由な裁量が許される重点領域研究援助金が学内で新設されましたので、それに応募しましたところ、幸い採用されたわけです。
 これを機会に当研究所は従来の名称に早稲田大学の冠をつけた
    早稲田大学20世紀メディア研究所
と改称いたします。
 ただし住所、メールアドレスなどは現在のままです。

 2 新たな研究プロジェクトの設立

 20世紀メディア研究所は、今まで公開の研究会を主として現代政治経済研究所会議室で50回あまり開いてきました。当研究所は会員制をとっていないので、周辺の方やボランティアの方に発表をお願いし、その内容を『Intelligence』や『占領期文化をひらく』(早稲田大学出版部)、さらには現在刊行中の『占領期雑誌資料大系』(岩波書店)などに反映させる努力をしてきました。それなりに研究活動と出版活動を有機的にリンクさせてきたと自負しています。
 主としてデータベース登録者、利用者の急増で、現在研究会の案内をメールでさせていただいている方々の総計が4000人を超えました。それらの方々を勝手に当研究所の会員と呼ばせてもらえば、その会員は全国各地ばかりでなく、アメリカを中心に世界に広がっています。大衆文化、文学、世相、思想など幅広い研究者や一般読者のコミュニティ――占領期というだけで共通――としてはかなりの規模の会員組織に成長しました。
 1ヶ月1回ほどの不定期な発信とはいえ、これらの多くの方々に研究会やその成果物のPR的情報を一方的に伝えるだけではもったいないと思われます。従来、会員からのフィードバック情報はデータベースの修正要求に限定されていましたが、今回この回路を拡充し、皆様方の研究成果を吸収し、それを媒介に、研究交流の活性化を図ることが大事であると考えた次第です。
 そこである程度テーマを限定し、データベースを使って得た成果の発表者を全国の会員の方に随時公募し、希望発表者やご関心のある方に集まってもらう次のような研究発表会を行うプロジェクトを立てました。

 @ 占領期文学研究会の発表者の募集
 最初の研究会として、占領期文学を中心にしたものを4月2日(金曜日)に早稲田大学国際会議場で1日をかけて開きます。そこには『占領期雑誌資料大系・文学編』の編者だけでなく、このデータベースを活用して、独自に研究を行っている方、とくに地方の文学を研究されている方若干名に登場してもらいます。
 発表をご希望の方は、テーマと発表内容(800字以内)を1月末日までに、研究所宛にお知らせください。
 多数の場合は当方で選考させていただきます。
 なお発表確定者の方には交通費(実費)を負担させていただきます。

 A 占領期検閲者に聞く会
 ご承知のように、1945年から4年間、GHQはかなり厳しいメディア・コミュニケーションの検閲を敷いていました。その検閲の現場で新聞のゲラを見たり、開封した手紙を読んだりしていた検閲者の証言は極めて少ないため、検閲の仕組みの解明が困難な状況が続いています。またその現場で働いた方々が高齢に達していますので、ヒアリングは緊急を要します。
 そこで当研究所では検閲者の方の体験を聞く会を継続的に開くことになりました。皆さまの周辺にそれに該当する方がおられれば、ぜひご紹介いただきたいと思います。研究会に直接お出かけいただく場合は交通費を支払わせていただきます。お出かけが無理な場合はこちらからご指定の場所に担当者が伺います。

 3 『Intelligence』(第2期)の刊行

  『Intelligence』は2008年8月に第10号を刊行しました。その後各方面から続刊の問い合わせが来ています。また10号刊行で図書館などからの一括購入申し込みが増えています。本誌は当研究所の活動を活性化させるメディアです。ただ現下の出版不況で実売部数の伸びが停滞していることは事実です。そこで4月から新編集体制を組み、新企画の下で、発売元を従来の紀伊國屋書店から文生書院に変更し、オンデマンドあるいはウェッブの形態で第2期の刊行を行うことになりました。新研究所体制下の研究会の成果や証言などを順次掲載する場として活用したいと思っています。

 皆さまのご理解、ご協力をいただければ幸いです。

  2010年1月8日

     早稲田大学20世紀メディア研究所
        所長 山本武利

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