当て棒

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(First drafted: 15 February 1996)
(Last revised: 26 May 2001)


Boning Rods

この道具は壁面や石材の表面を平滑に均したいときに用います。紐で端部を繋がれた2本の短い木の棒は同じ長さを持ち、紐をぴんと張るようにして木の棒を石の面に対して垂直に立てると、このまっすぐ直線に伸びた紐を基準として、石に平滑な面を設定することができます。つまりもう1本のまったく同じ長さの短い棒を用い、ぴんと張られた紐に沿って、木の棒とちょうど同じ長さの穴を掘っていくことにより、紐から木の棒の長さだけ離れた距離の位置に平滑な面を印すことができるのです。この様子はテーベの貴族墓レクミラの壁画で見られるほか、同じ原理で岩窟墓の壁を垂直な平滑面に仕上げようとした工事途中の痕跡を王家の谷のトトメス4世の墓(KV43)で明瞭にうかがうことができます。

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制作:西本真一(早稲田大学理工学部建築学科 助教授)・河崎昌之(和歌山大学システム工学部環境システム学科 助手)

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