東京工業大学地球生命研究所・丸山茂徳特命教授に
新鉱物・丸山電気石の記念品を贈呈

 




左から清水氏,丸山特命教授,小笠原教授.



 地球物質科学研究室の清水連太郎氏及び小笠原義秀教授によって発見された丸山電気石の記載論文(Lussier et al., 2016)がAmerican Mineralogist誌に掲載され、丸山電気石が正式に新種として認められたことを記念し、新鉱物名の由来となった丸山特命教授に共同研究者全員の署名を入れた論文を贈呈しました。

  A frame of the paper of new mineral maruyamaite(Lussier et al., 2016) with signatures of all the authors was presented to Prof. Sigenori Maruyama (Earth-Life Science Institute (ELSI) of Tokyo Institute of Technology). The new species of the tourmaline super-group has been discovered by Mr. Rentaro Shimizu and Prof. Yoshihide Ogasawara (Department of Earth Sciences, Waseda University) and named after Prof. Maruyama. .






<発見者清水氏のコメント>
 ようやく私たちの発見した新鉱物の記載論文を出版することができ、「丸山電気石」が正式に鉱物種の仲間入りを果たしました。2004年に初めてダイヤモンドを電気石中に発見し、その電気石が新種になると確信して以来、実に12年も時間が経ってしまいましたので、嬉しく思うとともにほっとしています。鉱物というものは全部で5000種ほどしかなく、新種の発見者・命名者となれるのは本当に幸運なことです。丸山電気石と言う名前を提案したのは私ですが、丸山教授はカザフスタンの超高圧変成岩研究のリーダーであったことから、ぴったりの命名だと思っています。また新種として認められるためには様々なデータが必要とされますので、カナダ・米国・日本の共同研究として必要なデータを揃えて新鉱物の申請を行い、その過程が大変勉強になりました。共同研究者の方々にはこの場を借りて御礼申し上げます。私が鉱物に興味を持ったきっかけは、もう20年以上前に中学校の理科の先生に連れられて、山梨県で苦土電気石を含む水晶を採集したことでした。偶然にも発見した新鉱物が電気石の一種ということで、感慨深いものがあります。この発見で、私がそうであったように、鉱物に興味を持って研究をしたいと考える子供が増え、そして地球のことが少しずつ解明されていけばいいなと思っています。

<文献>
Lussier, A., Ball, N.A., Hawthorne, F.C., Henry, D.J., Shimizu, R., Ogasawara, Y., and Ota, T. (2016) Maruyamaite, K(MgAl2)(Al5Mg)Si6O18(BO3)3(OH)3O, a potassium-dominant tourmaline from the ultrahigh-pressure Kokchetav massif, northern Kazakhstan: Description and crystal structure. American Mineralogist, 101, 355–361.







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