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年間活動報告 演劇理論研究(舞踊)

研究概要 活動報告 2002 2003 2004 2005 2006 2007
日時

2005年7月11日(月)18:30〜20:30

会場 早稲田大学小野記念講堂
内容

シンポジウム
「日本における伝統的身体−第一回:雅楽の身体」
講師:三田徳明(瑞穂雅楽会主催・東京芸大講師)
司会:尼ヶ崎彬(演劇研究センター客員教授)

参加 無料・申し込み不要・参加自由

日時

2005年8月8日(月)11:00〜17:00

会場 早稲田大学染谷記念国際会館レセプションルーム
内容

聴覚障害とダンス〜ブルガリアと日本の事例から〜

第1部 ワークショップ 11:00〜12:30
「インクルーシブな活動としてのダンス」
アレクサンドラ・ホン(国立演劇・映画アカデミー助教授。パントマイム科教員)
佐文利育代(鳥取大学地域学部芸術文化センター教授)
司会:片岡康子(舞踊学会副会長)

第2部 シンポジウム 14:00〜17:00
「聴覚障害とダンス〜ブルガリアと日本における現状と今後の可能性〜」
パネリスト:
アレクサンドラ・ホン(国立演劇・映画アカデミー助教授。パントマイム科教員)
佐文利育代(鳥取大学地域学部芸術文化センター教授)
ペトヤ・ストイロバ(国立演劇・映画アカデミー助教授、ダンス科主任)
石井達朗(慶応大学教授)
司会:若松美黄(舞踊学会会長)

ブルガリアと日本のダンスの架け橋プログラム(2005年8月1日〜15日)の一環として、この度、ブルガリア国立演劇・映画アカデミーから、お2人の先生と聴覚障害の学生3名を含む10名の学生さんをお迎えして、ワークショップ&シンポジウム『聴覚障害とダンス』を開催することになりました。現在、障害児教育(Special Education)においては聴覚、視覚、脳性などに至るまでの障害に対応する指導の工夫が研究されており、障害のある人もない人も共に同じ人間として存在し、共感しあう、インクルーシブな活動の場の役割は重要になってきております。

ワークショップでは「インクルーシブな活動としてのダンス」の指導を展開していただき、シンポジウムでは「聴覚障害とダンス〜ブルガリアと日本における現状と今後の可能性」について考えます。

参加 無料でご参加いただけますが、人数に限りがございますので、事前に予約をお願いいたします。
お申し込み:21coe-en-event@list.waseda.jp宛にメール、または演劇研究センター03-5286-0808へファックスでお申し込みください(Faxの受付は8/5まで)。その際には、必ず参加希望のイベント名、日時、参加希望の方のお名前、ご所属、連絡先をお書きください。折り返しご連絡を差し上げます。
主催:早稲田大学演劇博物館21COE世紀演劇研究センター 
芸術文化環境研究コース、舞踊研究コース
共催:セッションハウス企画室
協力:日本ブルガリア大学生文化交流実行委員会 
後援:ブルガリア大使館

日にち

2005年11月3日(木)

内容

「コンテンポラリー・ダンスの振付法における現状と課題」シリーズ第2回
「ダンスと映像」ワークショップ及びシンポジウム

第1部:ダレン・ジョンストン氏によるワークショップ
時 間:11:00-13:00
会 場:文学部キャンパス36号館演劇映像実習室

第2部:ダレン・ジョンストン氏、白井剛氏をお迎えしてのシンポジウム
時 間:14:00-17:00
会 場:文学部キャンパス33号館第一会議室

講 師:ダレン・ジョンストン氏(「array」主宰、ダンサー、振付家、映像作家)
   白井剛氏(「発条ト」主宰、ダンサー振付家、映像作家

本年度より舞踊コースでは、「コンテンポラリー・ダンスの振付法における現状と課題」シリーズを開催しております。第2回目は、ロンドンの新進振付家ダレン・ジョンストン氏、及び日本のコンテンポラリーダンス界で最も注目される振付家白井剛氏をお招きして、ダンスと映像についてのワークショップ&シンポジウムを行います。ダンスにご興味の方は勿論、映像にご興味のある方も奮ってご参加ください。


内容

「バレエと映画」研究会3回シリーズ

このたび、アーカイブ構築研究(映像)コースと、演劇理論研究(舞踊)コースでは、共催で、「バレエと映画」研究会を、隔週土曜日、3回シリーズで開催することとなりました。
現在見ることの出来ない幻の映像の上映と、鈴木晶先生、小松弘先生の、それぞれのご専門の立場からの解説。これらを元に、20世紀初頭のバレエと映画のつながりを考えてゆこうというのが趣旨です。どうぞよろしくお願い申し上げます。(申し込み制)

[第3回開催予定]
日 時:12月3日(土)14:40−17:50
会 場:文学部キャンパス31号館310教室

[第1回開催] ※終了いたしました
日 時:2005年11月5日(土) 14:40〜17:50
会 場:早稲田大学西早稲田キャンパス6号館3階318教室(レクチャールーム)

[第2回開催予定] ※終了いたしました
日 時:11月19日(土)14:40〜17:50
会 場:西早稲田キャンパス6号館318教室(レクチャールーム)


内容

「舞踊のクリエーションと教育―ロンドンにおける専門教育を事例にしてー」

日時:2005年12月20日(火) 13:00〜17:30
会場:早稲田大学西早稲田キャンパス6号館3階318教室(レクチャールーム)
申込先・問い合わせ先:[email protected] 「舞踊のクリエーションと教育」係
参加希望の方は氏名・所属・連絡先を添えて必ずお申し込みください(参加費無料)
申込締切:12月17日(土)

招聘講師:カレン・グリーンホフ(ロンドン・コンテンポラリー・ダンス・スクール)
パネリスト:片岡康子(お茶の水女子大学教授、早稲田大学大学院客員教授)
大貫秀明(駿河台大学教授)
パネリスト・司会: 松澤慶信(日本女子体育大学助教授)

舞踊のクリエーションの問題は多様なベクトルから語ることが出来ます。現代の情報社会において身体表現の追求は人間の心の探求と表裏一体をなしていますが、とくに舞踊と教育との関連では、「教えることはできない」、「ビッグな舞踊家が現われればよいのであって大勢を教育する必要はない」などの極論も聞かれます。しかし、トップレベルの高さは教育によって押し上げることが可能であり、それによって舞踊の可能性も広がるのではないでしょうか。また今、日本における専門教育の現状はイギリス、アメリカ、韓国などのアジア諸国に比して立ち遅れているといえます。

以上のような認識にもとづいて、日英両国の事例が中心になりますが、広く世界へも目を向けた展開になることを期待し、今回のシンポジウムを企画いたしました。

カレン・グリーンホフ女史の基調報告において、ロンドンにおける専門家養成の制度・カリキュラム・指導方法・職業への展開など、専門家養成の内実を具体的に紹介していいただき、特に「舞踊のクリエーションと教育」の視点から、舞踊の可能性を広げる専門教育の課題について、パネリストを交えて意見交換・討論を行います。いろいろな立場の方々のご参加を得て、さらに視野を広げた討論が展開されますことを期待し、多数の皆さまのご参加をお待ちしております。

【講師プロフィール】 カレン・クリーンホフ(Karen Greenhough)ロンドン・コンテンポラリー・ダンス・スクール振付コース主任ラバン・センターにてMA取得 1992年ボニー・バード賞受賞イギリス、カナダ、フランス、デンマークなどにて指導、その指導は高く評価されている。

主催: 早稲田大学演劇博物館演劇研究センター21世紀COEプログラム
「演劇の総合的研究と演劇学の確立」舞踊研究コース(事業推進担当者 片岡康子)
慶應義塾大学21世紀COE人文科学研究拠点
「心の統合的研究センター」表象B班 (事業推進担当者 前田富士男)
助 成: ブリティッシュカウンシル  


内容

「日本における伝統的身体」第二回シンポジウム
『能の身体―構えと腰を中心に―』

日時:2006年1月27日(金)18:00〜20:00
会場:早稲田大学西早稲田キャンパス27号館小野梓記念館地下2階 小野記念講堂
※無料・予約不要

講師: 馬野正基(観世流シテ方能楽師)
司会: 尼ヶ崎彬 (演劇研究センター客員教授・学習院女子大学教授)

今年度、演劇博物館COE演劇研究センター舞踊コースでは、「日本における伝統的身体」の探求と検証を目的として、三つの研究会を予定しております。第一回は「雅楽の身体」、第二回は「能の身体」、第三回は「日本舞踊の身体」をテーマに、それぞれ芸を伝承している専門家を招き、実演を交えた講義及び出席者との質疑応答の中で伝統的身体作法の特徴を明らかにしてゆきます。

第二回となる今回は、「能の身体―構えと腰を中心に―」をテーマに、観世流シテ方能楽師の馬野正基氏を講師にお招きいたします。是非、皆様のご参加お待ち申し上げております。

【講師プロフィール】馬野 正基(うまの まさき)氏
観世流シテ方能楽師。1965年6月24日、京都生まれ。観世流シテ方馬野義男の長男。
東京芸術大学邦楽科能楽専攻卒業。1989年、銕仙会に入門。父及び河村隆司、
八世観世銕之亟、九世観世銕之丞に師事。3歳のとき『老松キリ』の仕舞で初舞台。
7歳で初シテ『猩々』。95年『猩々乱』、96年『石橋』、02年『道成寺』、05年
『清経恋之音取』を披く。海外公演にも多数参加。華諷会主催 


内容

「コンテンポラリーダンスにおける振付の現状と課題プロジェクト」Vol.4
『ダンス からだ エトランジェーコンテンポラリーダンスにおけるクリエーションをさぐるー』
対 談 田中 泯 × 松岡 正剛

※無料でご参加いただけますが、事前申し込みが必要です。
(締め切りました 2月4日追記)


日時:2006年2月8日(水)17:30〜20:30
会場:早稲田大学国際会議場第3会議室
→お申し込み多数の為、会場が変更となりました。
会場変更:早稲田大学小野記念講堂(地図

司会・進行:片岡康子(早稲田大学客員教授、お茶の水女子大学教授)
ディスカッサント:古井戸秀夫(早稲田大学教授)
尼ヶ崎 彬(早稲田大学演劇博物館演劇研究センター客員教授、学習院女子大学教授)

舞踊の振付とその方法論の根底には、常に風土・文化の影響を受けて生きる舞踊家のアイデンティティが存在する。からだに血脈のように流れるエスニシティーとして、西洋舞踊を模倣、折衷してきた日本現代舞踊史の投影として、また、様々な境界を超えて今ここに生きるひとりの人間として、舞踊家は自らのアイデンティティを問い、更新している。コンテンポラリーダンスの振付において、舞踊家は自らと他者のアイデンティティをどのように意識し、クリエーションを行っているのか。世界各地を訪れ、エトランジェとして自己を相対化しながら踊り続け、同時に世界各国からのダンサー(エトランジェたち)を受け入れて共同作業を続けている舞踊家の田中泯氏と、日本伝統文化の研究者であり、田中氏とのコラボレーションも多い松岡正剛氏を招聘し、この問題について迫っていただきます。

申込・問合わせ:[email protected]
「小野講堂 ダンス からだ エトランジェ」係
参加希望の方は氏名・所属・連絡先を添えて
上記メールアドレス・係宛に必ずお申し込みください(参加費無料)
申込締切:2月3日(金)(締め切りました 2月4日追記)


内容

「日本における伝統的身体」第三回シンポジウム
『日本舞踊の身体−「舞曲扇林」にみる基本−』

日時:2006年2月20日(月)15:00〜18:00
会場:早稲田大学染谷記念国際会館 レセプションルーム
※無料・予約不要

講師:丸茂祐佳(日本大学芸術学部演劇学科助教授)
司会:尼ヶ崎彬(学習院女子大学教授、早稲田大学演劇研究センター客員教授)

日本の伝統芸能では「腰を入れろ」とか「腰が入ってない」といった言葉がよく聞かれます。いや芸能だけでなく、武道でも、単に重い荷物をかつぐといった肉体作業でも、腰が大事と言われます。では一体「腰」とは何でしょうか。演劇博物館COE演劇研究センター舞踊コースでは「日本における伝統的身体」をテーマとする連続シンポジウムを開催し、この問題を伝統舞踊を中心に探っています。第一回「雅楽の身体」、第二回「能の身体」に続く最終回の今回は、「日本舞踊の身体」をテーマに丸茂祐佳先生を講師にお招きし、日本舞踊が成立した当初の伝書「舞曲扇林」を取り上げ、実演を交えた講義及び出席者との質疑応答の中で日本舞踊の伝統的身体作法の基本的特徴を明らかにしてゆきます。皆様のご参加をお待ち申し上げております。

【講師プロフィール:丸茂祐佳(まるも・ゆうか)】
本名 美惠子。博士(芸術学)。日本大学助教授。舞踊学会理事。国立劇場専門委員。
1995年日本大学大学院修士課程修了。東京国立文化財研究所芸能部調査員(非)、日本大学芸術学部講師を経て、現在に至る。文科省ORC整備事業「日本舞踊の教育システムの文理融合型基盤研究並びにアジアの伝統舞踊の比較研究」(略称:NANA)研究代表。1996年より文化庁等の委員を歴任、文化行政や芸術文化の発展に寄与する。著書『おどりの譜−日本舞踊 古典技法の復活−』、共著『学術会議叢書11舞踊と身体表現』など。4歳で花柳流に入門、日本舞踊の理論化と実践を志し日本大学芸術学部演劇学科日本舞踊コースに入学、卒業後に藤間流に移籍(師範名取)。在学中に神崎流の地唄舞を習う、など。


内容

「日本近代舞踊批評の歴史とその理念」プロジェクト2005年度研究会
江戸川乱歩とラン子たち−小説世界のレヴューガール殺し

日時:2006年3月23日(木)16:00〜18:30
会場:早稲田大学西早稲田キャンパス6号館318教室(レクチャールーム)
※無料
※申し込み・問い合わせ [email protected]

ゲストスピーカー:中野正昭氏(早稲田大学演劇博物館助手/明治大学講師)
コメンテーター:杉山 千鶴(早稲田大学スポーツ科学学術院助教授)、國ア 彩(日本学術振興会特別研究員・早稲田大学大学院博士課程)
司会:國吉 和子(早稲田大学演劇博物館COE演劇研究センター客員教授)

テーマは、昭和初期の“モダン主義”に翻弄された流行探偵小説家と6人のラン子という名のレビューガールスを巡る言説である。大正時代、雑誌「新青年」でデビューして以来、瞬く間に探偵小説の大家となった江戸川乱歩は、昭和に入ってからは“エロ・グロ・ナンセンス”風俗を描くようになった。この昭和モダンの時代に、乱歩はラン子という同名のレヴューガールを4作品に登場させている。それは乱歩の“モダン主義という怪物”への憎悪と憧憬の表れでもあった。

主旨:日本近代舞踊批評研究グループでは「舞踊をめぐる言説」をテーマに、これまで戦前の舞踊記事やエッセイ、舞台評に焦点を絞りながら、各種逐次刊行物に発表された文章を収集し、そのデータベース化を進めてきました。今回は、1920年代末から1930年代にかけて都市東京を中心に登場したレヴューダンスについて、その担い手である女性達に光を当てて論考します。石井漠をはじめ、かつて日本の近代舞踊黎明期の舞踊家の多くがレビュウ時代をすごしている事実にもかかわらず、その言説は取り上げられる機会が少なかったといえます。時代の夢の体現者として登場したレヴューガール、その典型的なイメージはどのように作られていったのでしょうか。中野正昭氏には小説家江戸川乱歩と彼の描いた複数のラン子という素材を選んでいただき、私共研究グループからは浅草レビュウ研究の杉山千鶴と、舞踊文化としてのレビュウという視点から國崎彩がご意見番となります。

《ゲスト・スピーカー紹介》中野 正昭 (なかの・まさあき)
【専門】演劇世相史、日本近現代演劇
【著書】『20世紀の戯曲U』『同・V』(共著)社会評論社,2002年・2005年)/
【論文】「『トスキナ』伝説−浅草オペラと大正期アヴァンギャルド演劇に関する一
考察−」(「大正演劇研究」第9号,2005年),「飴屋法水の80年代―舞台と身体を巡
るリアリティの実験―」(「演劇学論集」第41号,2003年),「暗い時代の小市民喜
劇―戦時下『新青年』と新喜劇―」(「文学」,岩波書店,2002年3.・4号)他

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