最終更新日2004年10月15日
 
早稲田大学21世紀COEプログラム演劇研究センター/慶應義塾大学デジタルアーカイブ・リサーチセンター 主催 シンポジウム
パフォーミング・アーツ・アーカイブの現在
International Symposium Performing Arts Archives ―Current Isssues

 
■開催趣旨  
   舞踊や演劇といった、本来上演の時間にしか存在し得ないパフォーミング・アーツにとって、それらをいかに記録し残していくかは、これまで様々に論じられ実践されてきた重要なテーマである。また、創作や上演などに付随して生み出される多様な資料についても、その保存や活用の重要性が指摘されてきた。こうした活動は、図書館や博物館、資料館、研究機関などを中心に行われてきている。
 本シンポジウムでは、こうした活動を「アーカイブ」という視点から捉えなおし、現在の状況と課題を確認するとともに、これからの研究やアーカイブのあり方を議論する場としたい。記録や資料を単なる資料群としてではなく、記録・収集・保存・活用といった視点をより明確にし、総体として組織されたアーカイブに位置づけていくことで、新たな視点と展開について考える契機とする。
本シンポジウムの目的は、第一に、アーカイブがパフォーミング・アーツに対して持つ意味を考えることである。記録や資料が、芸術活動や研究、その他様々な営みにとってどのような役割を担いうるのかという点を問い直し、その視点にたったアーカイブ構築への議論につなげたい。
 第二に、アーカイブに関わる、パフォーミング・アーツ特有の問題を整理することである。特に、上演や動作などを記録し資料化していくというこの分野に特徴的な過程へ注目したい。アーカイブという視点からは、「記録する」ことのあり方を、技術的側面の検討とともに、保存や活用といった過程との連関も視野に入れた大きな枠組みの中で議論していく必要があろう。
 以上の目的で有意義な情報交換や議論を行うには、パフォーミング・アーツを研究対象とし、かつアーカイブ研究に実績のある類縁機関が集まることが必要である。また国内だけでなく海外との比較を行うために米国の関係者を招く。本シンポジウムを契機として類縁機関が横断的に連携する資源共有・情報交換ネットワークの生成も期待できるであろう。

 
  海外招聘講師 ニューヨーク・パブリック・ライブラリー(NYPL)舞台芸術図書館 館長 ジャクリーン・デービス
         Jacqueline Z. Davis, Executive Director, The New York Public Library for the Performing Arts
 
     
■日時 2004年10月30日(土)10:30〜18:00  
     
■会場 早稲田大学 西早稲田キャンパス 国際会議場3階 第一会議室 (東京都新宿区)  
    総合学術情報センター内(中央図書館と同じ建物)  
    交通: 地下鉄東西線 早稲田駅 徒歩10分
    都電荒川線 早稲田駅 徒歩5分
    JR山手線・西武新宿線 高田馬場駅 徒歩20分
    都バス(学バス)高田馬場駅−早大正門行
 
    案内図  
     
■主催 早稲田大学 21世紀COEプログラム 演劇研究センター (アーカイブ構築研究(演劇)コース/芸術文化環境研究コース)
 
    慶應義塾大学 デジタルアーカイブ・リサーチセンター  
     
■共催 アート・ドキュメンテーション研究会(JADS)<第44回研究会>  
       
■協力 文化資源学会  
    日本アーカイブズ学会  
    記録管理学会  
    日本ミュージアム・マネージメント学会  
    音楽図書館協議会  
    国際音楽資料情報協会日本支部  
    (10月9日現在・順不同)  
     
■プログラム  
 

全体進行・総合司会 柳井 康弘(慶應義塾大学アート・センター)

[午前]
10:30-10:40 開会挨拶 高山 正也(慶應義塾大学文学部・JADS会長)

第1部 個別発表
10:40-12:10
坂本 麻衣(早稲田大学演劇博物館)        「上演記録データベースについて」
村井 丈美(慶應義塾大学アート・センター)     「土方巽アーカイヴ「舞踏譜」解析支援ツール開発の試み」
八村 広三郎(立命館大学情報理工学部)     「モーションキャプチャによる無形文化財のデジタルアーカイブ化」

[午後]
13:30-13:35 解説 宮崎刀史紀(早稲田大学21世紀COE演劇研究センター)

第2部 基調講演
13:35-14:30
ジャクリーン・デービス(NYPL舞台芸術図書館 館長) 「NYPL舞台芸術図書館の現状と課題」
 NYPL舞台芸術図書館の活動概要―歴史・活動・施設・コレクション・スタッフ・運営―/図書館とパフォーミング・アーツ界との交流、活動の相互作用/デジタル化や情報化社会への対応 などをお話いただく予定

休憩
 
第3部 パネルディスカッション
14:30-17:40
モデレーター 松下 鈞(JADS)
パネリスト ジャクリーン・デービス、八村 広三郎、桜井 弘(日本芸術文化振興会 国立劇場)、前田 富士男(慶應義塾大学アート・センター所長・文学部)、和田 修(早稲田大学文学部)

ディスカッション I 「表現を記録する」
舞台芸術の記録は、20世紀における記録媒体の進化と普及を背景として、多くの人々の手によって行われてきた。現在でも伝統芸能の保存、伝承のための素材、記憶のための記録、研究素材などのため、音声や映像などによる記録は広く行われている。このセッションではこうした表現や芸術を記録する目的、方法、活用などの諸問題についてディスカッションする。

問題提起:八村 広三郎/和田 修
コメント:前田 富士男/桜井 弘/ジャクリーン・デービス

ディスカッション II 「アーカイブとデジタル化」
情報のデジタル化は図書館、美術館、文書館など多くの機関で進行しており、人々はいつでもどこからでもアーカイブ資料にアクセスすることが可能になりつつある。しかしアーカイブ資料のデジタル化、デジタル化されたアーカイブ資料のコンテンツ情報作成(ドキュメンテーション、目録作成)、その情報へのアクセスビリティ、インターネット公開が引き起こす利用者の問題、第三者利用の著作権上の問題など、デジタル化によって我々が直面させられている新たな問題も生まれている。このセッションではアーカイブのデジタル化における諸問題についてディスカッションする。
問題提起:前田 富士男/桜井 弘
コメント:八村 広三郎/和田 修/ジャクリーン・デービス

17:40-17:45 閉会挨拶 竹本 幹夫(早稲田大学演劇博物館 館長・文学部)


*基調講演とパネルディスカッションには日英・英日同時通訳がつきます
※プログラム終了後、レセプションを行う予定です。(会費制)

 
     
■実行委員会  
  委員長
竹本 幹夫(早稲田大学21世紀COEプログラム演劇研究センター代表・演劇博物館館長・文学部)  
  委員 鷲見 洋一(慶應義塾大学デジタルアーカイブ・リサーチセンター代表・文学部)
前田 富士男(慶應義塾大学アート・センター所長・文学部)
高山 正也(慶應義塾大学文学部・アートドキュメンテーション研究会会長)
和田 修(早稲田大学文学部)
松下 鈞(アート・ドキュメンテーション研究会)
 
     
■ワーキンググループ  
  山本 浩幾、宮崎 刀史紀(早稲田大学演劇研究センター)※事務局
柳井 康弘、森下 隆、村井 丈美(慶應義塾大学アート・センター)
松下 鈞、若月 憲夫、毛塚 万里(JADS)
 
     
■問合せ・参加申込  
  参加無料・申込必要 
※申込みはメールかFAXでお願いします。
※お申込の際に記載いただいた内容は、今後のシンポジウム企画の参考として使用させていただくことがございます。またお送り頂きました情報に基づき、次回シンポジウムの案内状をお送りすることがあります。お申込者本人の承諾なく第三者に開示いたしません。

 
  実行委員会事務局(早稲田大学演劇博物館内) [山本・宮崎]
〒169-8050 東京都新宿区西早稲田1-6-1
Tel:03-5286-1829 Fax:03-5273-4398 E-mail:paa-sanka@list.waseda.jp
 
  必要事項 「10/30 パフォーミング・アーツ・アーカイブ・シンポジウム参加申込」
 1.氏名(フリガナ) 2.所属 3.役職 4.住所 5.TEL 6.FAX 7.E-mail
 8.専門分野 9.共催協力団体名称(会員の方) 10.レセプション参加・不参加
 11.今回のテーマに関する質問・意見等
 
  ※定員100名・申込先着順。当日参加も受け付けますが、満席の場合ご入場いただけないことがあります。  
  ※レセプションは有料です。 一般7,000円、共催協力団体会員5,000円、学生3,000円(学生は当日学生証の提示が必要)  
   
※シンポジウム前日の10月29日(金)16時よりNYPL舞台芸術図書館のデービス館長を講師に公開研究会「芸術振興の基盤を担う文化機関のあり方---ニューヨーク舞台芸術図書館の使命と運営」を開催いたします。詳細はこちらをご参照下さい  

 

アーカイブ構築研究(演劇)
>>21世紀COEプログラム 演劇研究センター 「演劇の総合的研究と演劇学の確立」