社会科学部
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『内なる留学』を生かした留学計画社会科学部が掲げる教育理念における国際性に基づき、学生が異文化を学びながら世界に視野を広げるための絶好の機会となり得る海外留学を「グローバル人材」育成の礎と捉え、積極的に奨励しています。セメスター制度を導入し、留学先で取得した単位の認定を柔軟に行うなど、学生が留学にチャレンジしやすい学習環境を整えています。また社会科学部には、英語学位プログラムが提供する「英語で行われる授業」が社会科学部の一般学生にも開講されています。海外からの留学生と一緒に、英語で授業を受けることで「内なる留学」を体験できます。〈早稲田大学の留学プログラムと社会科学部の英語学位プログラムを利用した留学イメージ〉1年次2年次3年次4年次春学期秋学期春学期秋学期春学期秋学期春学期秋学期英語学位プログラムの科目を履修英語学位プログラムの科目を履修1年生のうちから英語「で」学ぶ授業を履修して、留学のイメージをつかもう!就活準備就 活3年次の夏頃には帰国しているため、就職活動に向けてインターン等に参加することも可能!留学で得た学び・経験を生かし、より広い可能性のもとでキャリア設計を!情報収集・準備出 願渡航準備留学センターやフェアなどで情報収集!TOEFLなどの語学テストを受験!出発1年前出願が一般的。学内選考を経て、留学先が決定!ビザや保険手配など…出発までもう少し!帰国後も、英語「で」学ぶ授業を通して、英語力を維持・向上!単位認定留学中に取得した単位は、一定の条件に基づいて、社会科学部の卒業算入単位として認定可能!留 学早稲田大学の提供プログラムで留学する場合、4年間での卒業も可能!留学センターのダブルディグリープログラムにて、1年間中国の復旦大学に留学をされた曽根千香子さんに留学の様子を伺いました。私は台湾で生活した経験があり、入学当初から中国の伝統・文化・歴史などに基づく中国的な考え方に興味があったことや、将来中華圏で活躍できる人材になりたいという思いがありました。入学後、いつか中国語を勉強できればいいという漠然とした目標をもって生活していたところ、ある授業にて、ダブルディグリープログラムという留学制度があることを知りました。本プログラムの特徴である、名門大学で勉強ができ、また、もう一つの専門を中国語で学び学位取得を目指すことができるということに大きな魅力を感じ挑戦することに決めました。復旦大学での生活は、学業⾯に関しては大変の一言に尽きますが、日常生活、クラブ活動、交友関係といった面に関してはとても充実した毎日を送ることができました。1学期目は多くの科目を履修する必要があり、日々課題をこなすことや試験対策をすることで頭がいっぱいでしたが、クラスメイトと食事に行ったり、国際寮でできた留学生とサークルに参加したり、旅行に出かけたりしたことでバランスの取れた留学生活を送ることができました。第2学期に入ると新型コロナウイルスが流行したこともあり、全授業がオンラインに切り替わりました。留学を終えて感じたことは、オンライン授業であっても教育の質という点においては対面授業と大きな差はなかったことです。もともと対面授業の頃から授業ごとにチャットアプリのグループが作成され、板書、資料、課題といった情報はすべてオンラインシステムに共有されることが普通だったので、スムーズにオンライン授業に取り組むことができました。授業中に質問がある場合も、アシスタントの大学院生に質問することで迅速に返答を受けられる体制が整えられていたので、オンライン上でも多くの議論が活発になされていました。期末試験時にはカメラを机の前後に設置するように求められ、対面試験さながらの緊張感がありました。このような多くの変化があったなかでも、無事留学生活を終えることができたと感じています。名門大学での学びや学位取得に興味がある!外国語で専門分野を学びたい!と考えている方にはぜひダブルディグリープログラムをおすすめします。このプログラムは現地生と共に多くの科目を履修しなければいけないこともあり学業面での負担はありますが、その分得られるものも大きいと思います。しかし、私が何より財産だと感じているのは、留学先でできた仲間です。留学生活を通じて、現地生に限らず世界各国の学生と切磋琢磨しながら様々な壁を乗り越え、お互いに刺激し合い学び合うことで、人生の良き友となり、卒業後も様々な面で協力し合える存在になるのではないかと感じています。皆様にもぜひ、留学でしかできない体験をしてほしいと思っています。体験記留学~世界に羽ばたく社会科学部生~国際寮で出会った留学生と観光サンバサークルの集合写真復旦大学食堂のビャンビャン麺13国際地球規模の視点で思考・実行するFEATURE

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