社会科学部
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 社会調査は、社会科学において新しい知見を得る手段や、理論や仮説の実証的検証の手段として、学術研究に欠かせない手法です。また、官公庁が行う統計調査や世論調査は基礎的なデータを得る上で、マス・メディアが行う世論調査や選挙予測調査は世論や政治動向を知る上で、企業が行うマーケティング・リサーチは消費者の動向やニーズを知る上で、それぞれ欠かせないものになっています。このように社会調査は、社会の様々な分野で人びとの動向を知る有用な手段として活用されています。 本アカデミックカテゴリーでは、定量調査における基本的な技法のひとつである質問紙調査法を中心に、社会科学のさまざまな分野で必要となる調査の方法と分析技法を学びます。本アカデミックカテゴリーの履修を通しこれらの講義科目を学んだ上で、「ソーシャル・リサーチ」や「紛争解決論実習」などの実習科目につなげていくことができます。構成科目社会調査の基礎社会調査法社会統計の読み方統計解析の基礎社会科学のための数学 近年、ビッグデータや、AI、機械学習などという用語を頻繁に目にするようになりました。インターネットをはじめとする様々なネットワークや、IoT(Internet of Things)機器から、時々刻々と膨大なデータが生み出され、これら大量のデータを有効に活用しようという動きが広く社会の中で活発になっています。また、様々な学問分野においても、「データによる実証」の重要性が再認識されています。 データサイエンスはデータから有用な知識を抽出するための方法論です。そのため、データサイエンスの手法だけがそこにあっても何もできません。分析対象となるデータやその背景にある問題と合わさることで、データサイエンスは初めてその本領を発揮します。また、データサイエンスの応用範囲は極めて広く、ビジネスはもちろん、政治、経済、社会、あらゆる実社会、学問分野で活用できます。そのため、社会科学部で学ぶ事のできる、様々な専門知識とデータサイエンスの知識を融合することで、個々の専門領域をより深く理解できるようになると共に、データサイエンスの知識も深く学ぶことができます。統計解析の基礎社会調査の基礎社会科学のための基礎コンピュータデータ科学入門計量経済学産業構造論情報科学論ビジネスのためのデータサイエンス社会科学のための数学法情報学環境の産業連関分析国際金融論*International Finance応用計量経済学品質管理金融データ解析経営科学データ倫理構成科目履修例社会調査履修例データサイエンスAcademic ApproachesThemes & Subjects*英語表記の科目は、授業が英語で行われます。6

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