社会科学部
10/20

ヨーロッパ(EU)研究、シティズンシップ、移民ゼミ紹介社会科学総合分野福井 柚奈 2017年入学 鈴木 規子 ゼミナールメディアと言語の研究人文科学分野原口 虹架 2016年入学  笹原 宏之 ゼミナール もともとヨーロッパの歴史や文化に興味があり、EUにおける市民権や移民問題について学ぶこのゼミに興味を惹かれました。ヨーロッパの移民問題について考えることは他人事ではなく、日本の外国人労働者の受け入れ拡大に伴う諸問題や政策についての考察を深めることにも繋がると考えています。 ゼミでは、文献を交代で要約・発表し、理解を深めていきます。みんなで議論を重ねるうちに、諸問題を考える際には当事者の視点に立つことが必要だと思うようになりました。 夏の合宿では、グループに分かれEUに関するテーマ発表を行いました。サッカーや観光といった身近なテーマを扱う内容には自然と興味が湧き、聞き手を退屈にさせず、わかりやすく伝えることの重要性を感じました。 また、私は公務員を目指して勉強をしています。社会科学部では、公務員試験とも関係のある、法、政治、経済、人文など、様々な分野の講義を受けることができます。さらに、他の学部に比べ必修科目が少なく、自由に講義の時間割が組めるので、自分の勉強の時間に充てられる事も大いに役立っています。 1年生の時に受講した『言語表現論』の授業がきっかけで言葉の面白さに気付き、このゼミを選びました。ゼミでは、外国のお菓子を食べてそのキャッチコピーを考えたり、普段何気なく使っている日本語に対する疑問について深く考えたりしています。それは日本語が正しいとか正しくないとか、そういうものではなく、コミュニケーションツールとしての言語の成り立ちや、言葉が帯びるイメージといったものをみんなで議論します。 今後は、『メディアとステレオタイプの関係』というテーマで卒論を書こうと考えています。刑事が張り込みをする時に「牛乳とあんぱん」を飲み食いするなどというイメージは世間に広く浸透しています。そういったステレオタイプ(固定観念)の広がりにはメディアの刷り込みが関係していることが多そうだと感じたのでそこに着目して、その契機や経緯を研究したいと思います。 また、サークル活動でもアナウンス研究会に所属し、学校祭で生放送番組を制作したり、イベントではMCや取材を行ったりと、言葉を扱う活動に取り組んでいます。 当ゼミは、ヨーロッパにおける国際的な移民と彼らを受入れる社会について研究しています。私の研究対象がフランスにおけるEU域内移民の権利と統合なので、ゼミではフランスとEUの関係や、フランスの移民の社会統合や子どもたちの教育など幅広いテーマについて学びながら、移民を社会の一員として受入れるために必要なことは何か議論しています。そのため他者(移民)の立場で物事を考えることが求められます。国際的な問題を議論しながら、意外にもゼミ生たちは、いかに日本社会のことを知らなかったか気づくようです。 ことばや文字などで情報をやりとりする媒体は、手紙やLINEから本、テレビ、そして人間まですべてがメディアとして捉えられます。そうした広い視野をもって、自分が詳しく知りたいテーマについてじっくり考えて発表し、討論しながらさらに調べるきっかけを作る場がこのゼミです。各自の個性とさまざまな持ち味が尊重され、多彩な仲間たちとグループワークや合宿なども通して互いに切磋琢磨しています。大人数の講義で学ぶ時とはまた違ったニッチで含蓄に富んだ知見を身に付け、感性も表現力も愉しく磨いていきましょう。指導教員 鈴木 規子 教授慶應義塾大学文学部社会学専攻卒業、フランス・ストラスブール第3大学にて欧州統合に関するDEA(前期博士相当)学位取得。慶應大学大学院法学研究科前期博士課程修了、同後期博士課程修了。博士(法学)。日本学術振興会特別研究員(PD)、東洋大学社会学部准教授を経て、2018年4月に早稲田大学社会科学総合学術院に着任。指導教員 笹原 宏之 教授早稲田大学第一文学部(中国文学専修)を卒業後、同大学院で日本文学を専攻、日本語と漢字の歴史と動態を中心に研究を進める。文化女子大学、国立国語研究所を経て、2005年に早稲田大学社会科学総合学術院に着任、博士(文学)。文化審議会国語分科会、法制審議会人名用漢字部会、NHK用語委員会などで幹事や委員も務める。外国の社会問題から、日本の問題を考える普段何気なく使っている言葉に疑問を持つ移民問題について学ぶこのゼミに興味を惹かれました。ヨーロッパの移民問題について考えることは他人事ではなく、日本の外国 ゼミでは、文献を交代で要約・発表し、理解を深めていきます。視点に立つことが必要だと思うようになりました。発表を行いました。サッカーや観光といった身近なテーマ社会科学部では、公務員試験とも関係のある、法、必修科目が少なく、自由に講義の時間割が組めるので、自分の勉強の時間に充てられる事葉が帯びるイメージといったものをみんなで議論します。 今後は、『メディアとステレオタイプの関係』というテーマ また、サークル活動でもアナウンス研究009

元のページ  ../index.html#10

このブックを見る