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社会科学部
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近現代日本社会研究ゼミでは、まず戦後の日本社会における歴史意識の形成と変容についての概略を学び、その後、国内・国外問わず多種多様な社会運動という事象を分析・研究することを通じて、当時の社会背景や意識形成のメカニズムをあぶり出す研究手法を学びます。 私は「若者の集団心理」や「流行」の発生源は何かということについて元々関心がありました。社会背景、市民感情を反映した鏡のようなものである社会運動の根底には「集団心理によって引き起こされた流行」との共通項が存在するのではないかと感じ、このゼミへの所属を決めました。 現在は、「自分史から分析する社会と個人」について卒論を書こうと考えています。一般市民が自分の人 高校在学時から世界史、その中でも経済史に興味を持っていて、１年次の春学期に君塚先生の授業を受講する中で、経済史は地理や社会、政治の分野とも深い関係性を持つ、社会科学部の掲げる学際的なアプローチを体現できる学問であることを知り、このゼミナールで学びたいと思いました。 君塚ゼミでは、世界経済の発展と展開及び、それらを導いた諸条件について、地理・社会・政治といった様々な要素からの多角的な検証を試みます。ゼミの最終的な目標は、学生各々が自分の研究テーマを決めゼミナール論文を４年次に提出することです。私は、金融史や海運史、中近世チェコ史等に興味があるものの、具体的なテーマを決める生を書き残す運動、「自分史運動」の変遷を戦前から現代まで順に追い、各時代における「文章を書く」という行為が持つ意義や当時の社会背景を分析します。また、文章に記された内容からその時代を生きた人々の心理状況を読み解いていくつもりです。そのためには、歴史学的な視点はもちろん、心理学、文学的なアプローチも必要になります。このように社会運動の研究には、社会科学部ならではの学際的な学びが求められています。ことができていませんが、経済史的側面と絡めて論文のテーマにしたいと思います。 また、中国語の勉強にも力を入れていて、先日、社会科学部が実施する中国語研修プログラムに参加しました。中国の武漢大学への短期留学ですが、アフリカなどの様々な国籍の留学生たちと共に中国語を学び、交流を深めることができたのは貴重な経験です。中国語については、在学中にＨＳＫ（中国政府公認の中国語検定）5級の取得を目指しています。Seminar ゼミナールでは、終戦から今日に至る日本の社会問題や社会運動を取り上げ、日本社会における歴史意識の形成と変容を検討しています。社会科学と人文科学の横断的なアプローチを通じて、国際社会の幅広い問題点との連動から日本社会の特殊性と普遍性について考えています。 また、一枚岩的かつ排他的な我々／彼らの二分法を越えた視点から日本社会及び文化を考察することで、昨今のグローバル化の進展とその影響についても議論しています。指導教員 ゲイル・カーティス・アンダーソン 教授ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校哲学部を卒業。上智大学比較文化研究科で修士号を取得。京都大学人間環境研究科博士後期課程単位取得退学後に、オーストラリア国立大学アジア太平洋研究所で歴史学博士号を修得。その後、オランダのライデン大学日本学科でポスト・ドク研究員、日本女子大学人間社会学部准教授を経て、2017年4月より現職。 研究は知りたいという情熱から始まります。私のゼミでは、3年生になると研究テーマを各自で自由に決めて調査し、他のゼミ生と議論します。だから、歴史系のテーマだけでなく、ビジネスモデルのような研究テーマを選ぶ人もいます。好きなテーマに出会い、精一杯勉強する経験は卒業後の人生においてきっと役立つでしょう。ちなみに、私はヨーロッパ史以外は専門外なので、一番勉強になっているのは、実は私なのかもしれません（笑）指導教員 君塚 弘恭 准教授2007年6月 Université de Bordeaux III 修士課程修了（歴史学）。2014年3月 Université de Bretagne-Sud 博士課程修了（歴史学）。2015年4月– 現職。主著に Bordeaux et la Bretagne au XVIIIe siècle. Les routes du vin, Rennes, Presses Universitaires de Rennes, 2015. がある。社会運動の研究を掘り下げることで、その時代の社会が見えてくる社会科学の知識を結集して経済史を極める近現代日本社会研究 黒木 鈴華2015年入学 ゲイル・カーティス・アンダーソン ゼミナール 2015年入学 ゲイル・カーティス・アンダーソン ゼミナール 人文科学分野 比較経済史研究 廣瀨 龍太 2016年入学 君塚 弘恭 ゼミナール 社会科学総合分野 09
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