社会科学部
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10 ただ机にむかって勉強するだけでなく、学んだことを実際の行動に反映できる点に魅力を感じ、卯月ゼミを志望しました。 ゼミ1年目の2年生の時は、まちづくりに関して体系的な知識を身に着けるため、都市景観から、環境、コミュニティデザインといった様々な分野にわたる本をゼミのメンバーが1冊ずつ担当し、輪読することで全員で知識を共有します。また、行政機関や、地域のまちづくりセンターなどに実際に訪問し、現場の声を聴かせていただき、まちづくりに関しての現実的な知識も深めます。 3、4年生になるとその蓄えた知識を実践する活動へ移ります。4つの班に分かれ、それぞれの担当する地域の課題解決やコミュニティの結束力向上を目指し、現地の方々と協力しながらまちづくりに参画、提案しています。 このように、学んだことを生かし、それぞれの現場で現地の方々と一緒になって、課題解決に取り組むという、「学び」から社会問題の「解決」までの流れを実践でき、活きた授業を体感しています。 自分の班が担当した地域のその後の動向も気になります。今後も世田谷区の住民が愛着の持てるまちづくりについて、自分のテーマとして研究していきたいと思います。三佐川 唯  2014年入学  卯月 盛夫 ゼミナールまちづくりを通して、学んだことを現実社会で活かす。都市・コミュニティデザイン自然科学分野私課活の外動グリム童話がお気に入りです。そのうち自分で原書を読んでみたいと思い、教養外国語(第二外国語)としてドイツ語を選択して以来、ドイツ語検定に向けて勉強を続けています。(星野 彩)海外旅行が趣味です。アルバイトでお金を貯めて長期休暇に海外に行きます。今まで、アメリカ、イギリス、フランス等10カ国に行きました。(山梨 奨之)Waseda University Breakerzというストリートダンスサークルに所属しています。早稲田祭や単独公演、ダンス早慶戦など様々なイベントに向けて練習しています。少人数ですが、自由に楽しく、踊っています !(藤垣 祐香)居合道部に所属しています。居合道とは日本刀を用いる武道で、部員一丸となって日々稽古に励んでいます。昨年行われた東日本学生大会で団体戦3連覇を達成しました。(清水 研人) 地域社会には様々な課題があります。防災、子どもの貧困、商店街の活性化、交通問題、自然環境の保全等の課題解決のためには、学際的な知恵と市民コミュニティの力の結集が必要です。そこで私のゼミでは具体的な現場に入り、市民と一緒に「地域づくり」を進めています。現在は、東日本大震災被災地として松島町の観光開発、名取市閖上地区の公民館デザイン、大都市の課題として練馬区大泉学園の商店街活性化、世田谷区上野毛のぶどう園の利活用に取り組んでいます。指導教員 卯月 盛夫 教授早稲田大学理工学部建築学科、同大学院を修了後、独シュツットガルト大学留学。帰国後世田谷区都市デザイン室主任研究員、世田谷まちづくりセンター所長を経て、2010年より早稲田大学社会科学総合学術院教授。建築・都市デザイナー、博士(工学)。

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