スポーツ科学部
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06 元来、スポーツ医科学は成熟した、体系化された学問ではありません。特に学生には、各自の目的・興味に必要と思われる基礎知識、研究技法、科学的な運動能力改善法などをより深く修得すべく、主体的に問題を発見し解を見出していく能動的学習が求められます。 実際、専門科目の履修では、多様な学科目の中から各自の学習目標を達成するために最適な履修が可能となるよう、必修コア科目を最小限に抑制し、選択の自由度を高めるように配慮されています。また各自の専門性は、演習や卒業研究において、自らの興味・関心を活かして幅広く学び、その過程で見出される諸問題を関係づける広い視野、或いは自らの問題意識を掘り下げて追求するための深い洞察力によってさらに深められることを期待しています。 卒業生は、スポーツ関連以外の様々な業種の企業などでも活躍しています。その理由は、スポーツ医科学をキーワードとして、極めて幅広い学問領域について学べ、各自の専門性のみならず、社会で役立つ教養や論理的思考力、コミュニケーション力なども培うことができるからです。 主体的に学び、スポーツ医科学の分野で創造的役割を果たす人間へと成長しようとする堅い意志を持った学生、学びに対する旺盛な興味や関心、そして、その学びを通じた人間的成長への強い意欲を持った学生を歓迎します。Yudai Takarada宝田 雄大教授MESSAGE FROM PROFESSOR教員からのメッセージ スポーツ科学に含まれる幅広い学問領域のうち、自然科学系領域を学ぶためのコースです。スポーツ医学、スポーツ生理学、スポーツ生化学、スポーツバイオメカニクス、スポーツ心理学、栄養学、トレーニング科学などの基幹分野の理論的学習を礎に、それらに関連した測定法、科学的トレーニング法、適切な身心の使い方等を学びます。 そのうえで、スポーツ現場で求められる栄養の管理法やけがへの対処法、さらには病気の予防と健康増進の方法を学びます。これらの学びは、教員の国際的に認められた研究成果で大きく拡充されることでしょう。EXERCISE SCIENCE AND SPORTS MEDICINEコーススポーツ医科学スポーツ医科学コースでは、生理学やバイオメカニクス、栄養学等の講義や実習を通して「人間の身体の構造と機能」を科学的に学ぶことができます。私は柔道部に所属しており減量をする機会がよくあるのですが、生理学の授業で学んだ脂肪の代謝過程の知識を応用して筋力を維持しつつ体脂肪を減らしています。また、栄養学で学んだ蛋白質の消化吸収過程の知識は日頃の食事構成に、神経生理学で学んだ最大随意筋力の心理的限界の知識はトレーニング処方にそれぞれ活かされています。これはあくまでも一例に過ぎませんが、このように人間を身体と精神、両方の側面から深く知り、それを自身の競技能力の向上や健康増進に活かしたい、と考えている人に向いているコースであるといえます。私の所属しているバイオメカニクス研究室では、2・3年次に様々な基礎的研究をします。例えば、昨年は動作解析ソフトを用いてダーツの投球フォームを分析し、精度を高める要因を探りました。国際的に著名な教授陣からフィードバックをもらえるので、研究のたびに自身の成長を実感することができます。また、キャンパスにはMRIや超高速度カメラなどの最先端の機材が揃っていて、自身の興味のある研究に没頭することができます。 3年/2017年入学 広島県・崇徳高等学校 スポーツ推薦入試空 辰乃輔 Jinnosuke SoraSTUDENT’S VOICE 在学生からのメッセージCOURSEスポーツでの自然科学領域の知識を深め身体運動の意義を探る

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