国際教養学部
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中学・高校とバレエ漬けの毎日を送ったこともあり、大学では多様な人と学び、視野を大きく広げたいと思いSILSを選びました。加えて、留学が必須であることも魅力でした。アメリカで生まれ育ったものの、9歳で帰国したため英語力に自信がなく、カリキュラムに組まれていれば勇気を持って留学に挑戦できると考えたからです。SILSでの4年間で、内面的にも大きな変化がありました。以前は「大企業に就職して安定した生活を」と思い描いていたのが、早稲田や留学先でさまざまな出会いを経て「自分が本当にやりたいことに挑戦しよう」と決意。現在の俳優という進路につながりました。絶えず鍛錬が求められる毎日にくじけそうになるときもありますが、大学時代に培った幅広い視野や経験は、自分を俯瞰的にとらえ前向きに挑戦を続ける原動力になっています。みなさんもぜひ4年間で、一生を通じた財産となる多くの経験や出会いを重ねて、本当にやりたいことを見つけてください。幼少の頃から競技スキーを通して多様な人と交流する楽しさを感じてきました。異文化理解をより深め、同時に幅広い学問に触れて将来の選択肢を広げたいと考え、SILSへ。それまで海外生活の経験はなく、英語で学ぶことに不安もありましたが、親しみやすいトピックから段階的にレベルアップする授業内容のおかげで着実に力をつけることができました。SILSの授業で開発経済学に関心を持ち、経済成長が著しい国で、当事者の視点から開発経済を学んでみたいと思い、インドネシア大学に留学。帰国後は、マレーシアの経済発展をテーマに、計量経済学の分析手法を取り入れながら卒論に取り組みました。このように、自分次第で広くも深くも、自由に学びを発展させられることがSILSの魅力だと思います。世界中から学生が集うSILSの国際的な環境や、多彩な語学科目を活用し、在学中に英語のほかに3カ国語を習得しました。多種多様な文化や価値観に日々触れながら、語学スキルのみならず、自分の中にたくさんの引き出しを増やせる環境がSILSにはあります。SILSでの4年間  〜高橋さんの例〜SILSでの4年間  〜足立さんの例〜1年次自分が何に関心があるのかを探るためにも、いろいろな分野の授業を受けてみようと決めました。2年次コミュニケーション学に関心が高まり、関連する科目を中心に履修。秋学期からの留学先として、この分野の教育に力を入れるアメリカのボストン・カレッジを選びました。留学中ボストン・カレッジでは「異文化コミュニケーション」「ビジュアルコミュニケーション」など、コミュニケーション学のより専門的な科目を履修しました。3年次・4年次就職活動を目前に控えた3年秋に、留学の成果も発揮すべく挑んだ劇団四季の入団オーディションに幸運にも合格。1年次一つの分野に偏らないよう、意識的に幅広い科目を選択。秋学期からは興味を持った経済学や経営学を中心に履修しました。留学中2年の秋学期からインドネシア大学に留学。開発経済学を当事国の視点から学びました。現地のコンサルティング会社で5カ月にわたりインターンシップも経験。実践を通してビジネス英語スキルを鍛えることができ、自分の自信に。3年次・4年次留学中の学びを活かし、ゼミでは「マレーシアの経済発展における外資の役割」を計量経済学の観点から研究。就職活動では、「業務を通してさまざまな業界の人とかかわりを持てる仕事」を軸に取り組み、最終的に投資銀行への就職を決めました。東京都・頌栄女子学院高等学校出身 AO入学試験(4月入学・国内選考)2012年3月卒業(アメリカ、ボストン・カレッジ留学) 劇団四季(四季株式会社)勤務神奈川県・法政大学第二高等学校出身 一般入学試験 2018年3月卒業(インドネシア、インドネシア大学留学) 国内投資銀行 勤務高橋 伶奈 TAKAHASHI, Reina 足立 賢人 ADACHI, Kento多様な価値観に触れ視野を広げた4年間が、挑戦を続ける今の私の礎です。幅広い教養を身につけられるだけでなく関心のある分野を深く探究できることも魅力。09

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