理工学術院
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Departments 学科・専攻紹介先進理工学部・研究科 今、時代を支えている基盤分野には、生命科学、環境エネルギー、ナノテクノロジー、情報通信があります。本学科/専攻はそれぞれを深く極めるだけでなく、分野を融合したテーマにも挑戦しています。複数の領域が立体的におりなす教育プログラムは、学ぶ目標が見えている人にも、これから学びたいことを探す人にも、先端研究との出会いをさまざまな角度から可能にしています。医・薬・理・工にわたって無限に広がる活躍の場に向けて、異なる分野の最先端で活躍する21名の教授陣がサポートします。電気・情報生命工学科/電気・情報生命専攻 私が受験生だった時、将来どのようなことを学びたいのか具体的に決まっていませんでした。しかし、電生では電気系、電子系、情報系、生命系といった幅広い分野の基礎を必修で学ぶので、おのずと自分が興味のある分野を知ることができました。多くの分野が選択肢として用意されているので大学に入り、より踏み込んだ知識を学んでから将来進む道を決めるのにも十分な環境ではないかと思います。将来何をしたいか迷っている方にはぜひともおすすめしたい学科です。電気・情報生命工学科 3年小黒 涼夏さん 本専攻は、学際型専攻という新しいタイプの専攻で、“バイオ”をキーワードとして、さまざまな学科からの推薦や一般入試で入学できます。多くの研究室は、東京女子医科大学との研究教育連携施設「TWIns」にあり、研究がしやすい環境が整っています。教育・生物出身者は生物・生命分野、創造理工の総合機械出身者は機械工学分野の基礎教育を受けてから入学しています。異なる学問を修得した学生が、大学院でともに研究に臨むことで、高度な専門能力、視野の広さを備えた次世代リーダーが輩出されます。生命理工学専攻 私は医療機器に興味があり、機械工学と医療の融合した学際的な研究を行いたいと考えて本専攻を志望しました。本専攻には機械系出身者や生物系出身者が混ざっており、さまざまな授業を通じて学部時代には関わることの少なかった分野の学生と意見交換できることが大きな魅力です。特に専門分野の異なる学生とグループを組んで新規融合研究を考案する授業では、自分の専門分野を生かしつつ多様な知識を融合させる難しさとその可能性を学ぶことができました。生命理工学専攻 修士1年前原 瑠海さん 本専攻は「ナノ基礎物性」「ナノケミストリー」「ナノエレクトロニクス」の3分野で構成され、物理・化学・電気の学際領域の人材を育成しています。世界に先駆けて「ナノ」を標榜し、COE(センター・オブ・エクセレンス)研究拠点設置を背景に、充実した研究・教育の環境を整えてきました。本専攻の修了者は、電気・情報通信、自動車、精密機器、化学、バイオ産業など広範な分野で活躍しています。現在、多くの企業がナノ・ライフ関連事業への展開を進めており、人材ニーズはますます拡大しています。ナノ理工学専攻 化学・物理学・バイオサイエンスなど、さまざまな分野の先生方・学生が所属しているのが本専攻の特徴です。物理系研究室と化学系研究室の大学院生が一緒に講義を受ける、珍しい環境です。私は、有機絶縁材料の電気的特性に関する研究を行っていますが、ナノレベルの現象には化学反応や機械的性質等も関わるため、学部時代に学んだ電気・電子分野だけでなく他分野の知識も必要となります。講義などを通じて、広範な知識を身に付けられることが魅力であると考えています。ナノ理工学専攻 修士1年三川 莉奈さん36

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